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サブカル大蔵経487飯島勲『権力の秘密』(小学館文庫)

危機管理のプロの参与として、安倍、菅政権を支え続ける、飯島勲さんのサービス精神爆発本。えげつなさと、優しさと。

ご自身の免許証まで掲載させて啓蒙する、暮らしや労働の中にある情報と政治。

政治家よりも政治を知る男のチラリズム。

こんなにうなづき続ける本は珍しいです。

私は学校が終わると納豆を売り歩いていました。なっとー、なっとー。p.101

たまに挿入される苦労話と喫煙話が好き。

情報収集の点から考えれば、喫煙こそが最も大事なインテリジェンス活動。肩書き役職に関係なく人が集まる喫煙室。情報の吹き溜まり。タバコを吸わず、うわべだけの情報で満足して、健康で平和な生活を送る人がいてもいい。何も知らない分、幸せかもしれません。p.140

タバコのない世界=うわべの世界。納得。

親は動かないで、見守る。親が動くと子供は方向感覚失う。p.105

飯島勲の可能性をもっと広げないと勿体ない。ももクロのモノノフになった時は衝撃的でしたが、後が続かなかった。以前なら浅草キッドとかが応対してくれたのかな。

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私は目の前にいる人物が「何をしてきたか」よりも「信用できるか」が、人材登用のコツだと考えています。p.12

 履歴書では測れないもの。

本当にカードとして使える時が来たらポケットから取り出せばいい。相手より先に切らない。アルコールで中途半端に出すのは最悪。p.25

 〈秘密〉の使い方指南。相手のグチや秘密を聞いたときは、つい第三者にしゃべってしまうから。居酒屋に行くな、財布の紐締めて、家帰れ、と。ひとまず、ポケットのなかに入れておけ。←この辺り怖い。

日程に空白時間を作る。幅を作り、急な面会や用件はその時間で消化する。p.39

 ボスの為、相手の為のスケジュール。

人事で最も気を使わなければならないのは「剥がす」こと。つまり、今いる地位の人に別のポストへ動いてもらうことです。p.53

 難しいけど大事なことですね。自分も、どちらの立場にもなりえますし。

不祥事の全容は一気に公表。p.70

 悪いことほど、全部出し…。

背広にネクタイ姿の容疑者は、1日で落ちる。取り調べで人の品格や威厳を守るあらゆるものが剥ぎ取られてしまうから。トレパンにサンダルで連行される人は、取り調べ官も手こずるはず。p.75

 この話が印象的でした。意識してテレビ見るようになりました。

政治家がカラスが白と言えば、秘書は真っ白と言う。p.83

 安倍さん秘書、かわいそう。

食事出さないなら、開宴は3時。p.96

 地元での会議日程で参考にしました。

立候補相談者には、あなたの為に働ける同級生を集めて欲しいとお願いする。何人集まったかで候補者の資質が決まるから。p.100

 選挙の物差し。選挙前に当落が決まる。

我が子を大物にするには。まず、気持ちの悪い教師や最低の担任に巡り合うこと。我慢強い大人になれる。大人の社会に放り込まれてから理不尽なことを言われるよりも子供の頃に経験をしておいたほうがいい。p.104

 私も中学の時、理不尽な部活の先輩に出会えたのは今思えばいい経験でした。

しかし面白いことに、共産党さえ認めれば、大概大丈夫だと言う逆説的な現象が起こっているのです。p.113

 共産党という存在への視点。

良い病院をどう見分けるか。病院でスタッフを注意深く観察すること。p.124/死なない病院は頼りにならない。転院させているということ。毎日患者がバタバタ死んでいく病院こそが本当は心強い。p.126

 病院話も多い。沢山の方を看取ったり、送られたのかもしれません。

口止め献金、少額ばら撒く。批判的な言辞を未然に防ぐ。口利き献金は、金額突出、露見しやすい。p.161

 アキタフーズ問題もそうかも…。

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