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シビれる1日

2023年5月5日(金・祝)

10時ごろ起床。
今日は休暇を取得。
仕事なんかしていられるかってんだ。

やることをやって、のんびりまったり。
行きつけのスーパーでは毎年こどもの日に柏餅のバラ売りをしているので、ついつい買い求めてしまう。

とにかくのんびりして17時過ぎに出発。
小一時間ほどでなかのZEROホールに到着。

本日はアル北郷さんの独演会『限りなく漫談に近い講演 #1 大好きな人の弟子になるという事』を観賞。
毎年12月に開催される独演会のスピンオフ的な立ち位置で今回が栄えある1回目。
北郷さんと言えば、ビートたけしの弟子であり側近。
ここ20年近くのたけしさんの話を最も知っている人。
なによりビートたけし、浅草キッドに色濃く影響を受けているだけに、程よい毒のこもった話芸が本当におもしろい!

会場に入るや、なんだか既視感が…。
キッドがかつて主催したライブ『浅草お兄さん会』旗揚げ前のネタ見せ会場だ。
博士の日記にも記録が残っているので間違いない。

なんと25年半ぶりの再訪。
記憶を呼び起こすと、北郷さんは当時のコンビ「スピーク☆イージー」でネタ見せをしていたし、初代「東京ダイナマイト」のコント「肉まん」もここで披露された。
私はネタ見せに来た芸人志望ではなく、同時にスタッフを募集していたので大好きな浅草キッドのそばに行きたいという不純な動機で参加したのを覚えている。

※ちなみに博士の日記の最後に記載されている「スタッフ希望の有志2名」は、のちにライター集団「ストロウドッグズ」を結成して週刊少年サンデーの読者投稿コーナーを担当。
何年後かにプロレス団体「DDT」を観戦していたら、石川キンテツさんに再会して一時期は仕事もしていたことも。
Facebook上では交流もあったが、2021年に交通事故により1年ほど入院されていたことを知る。今はお元気なようだが、全然連絡を取っていないなあ…

北郷さんの独演会でひそかに楽しみにしているのが、開演までの客入れセットリスト。

北郷さん自身も2日前にさらっと告知を入れているほど。
なので、セットリストを別途上げておきます。

19時ちょい過ぎに開演。
マルチセミナーのような呼び込みで登場。

写真のように講演会スタイルのため、アル北郷「先生」状態。
テーマである「大好きな人の弟子になるという事」にちなみ、ビートたけし弟子入りまでに要した5年間に背中を押してくれた3名との出会いからスタート。
どなたも今は連絡が取れていない状況のようだが、「ビートたけしの弟子になる」という北郷さんの思いを聞いて、3名とも「今すぐ行け!」と言ってくれたとのこと。
「応援するよ」「なれるといいね」ではなく、感じたら走りだせと進めてくれたということが本当に感動。

そこからは、たけしさんがいかに弟子思いであるからこそ、プライベートでは襟を正すことの大切さを教え、理解すれば笑いで落とすという男ぶりにカッコいいと感じるほど。
人の上に立つということの重要さを教えてもらえましたね。
人に指導する立場の人間が配下の人間を守れないようで、どうするよって本当に思う。
結局は他人だからという関係性だからこそ、たけしさんやお弟子さんたちのような関係性になれないというのが現代社会なのだと感じる。

浅草キッド絡みの話にもほろりと来る。
同じ時代を生きて、同じ時代にファンになっているだけに後半は何度も目頭が熱くなる。

この話のこぼれ話を聴けたのもうれしかったですよ。

120分みっちりと講演からの漫談を堪能。
最後にご挨拶をして帰宅。

風呂に入り、しばし余韻に浸る。
いいライブ過ぎた。何があってもアル北郷は追いかけないとだ。
ライブを主催いただいたチームフルスイングの利根川さんにも感謝。
利根川さん主催のお笑いライブ構想、いつか実現してほしい。
そこには、きっと北郷さんがいて、博士もいてくれるんだろうなと。

『オールナイトフジコ』を観ていたら、エキストラの帝王が空気を読まずに佐久間さんに絡んで無視されるというムーブに爆笑しているうちに寝落ち。
深夜3時30分ごろ就寝。

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