0930 ここに記す、僕の1年。
去年の今日、僕は新卒で入社した銀行を退職しました。
『カメラで楽しむ人生を送りたい』
『未知の世界で挑戦し続けたい』
そんな自分勝手で、かつ情熱に満ちたこのワクワク感とともに
フリーランスという世界に飛び込みました。
まず、言いたいことは
この1年は、24年間生きてきた中で1番充実してて心から楽しい1年でした!!
そんな濃くも短くて、自分自身を成長させてくれたこの1年を振り返る日記にします。
(興味ない人は最後『まとめ』まで飛ばしてね🤣)
2020年10月
勢いよく退職したのはいいものの、
10月1日から早速、仕事があるはずもなく
「これからどう動いていこうかな」と悩み続けてた月。
ただ、情熱のボルテージだけは最高潮だったので
自分のHPを作ったりネット上のクラウドソーシングへの積極的な営業活動に費やしてた。
大阪に彼女もいたので、そっちでの活動も夢見て
とにかく自分を売り込もうと必死にもがいてた。
しかしある日、その彼女にフラれることになるとは。(笑)
落ち込みに落ち込んで、
「これからどうして生きていったらいいんやろか」まで考えて泣きまくった。
でもそんな時に支えてくれたのは
周りにいた友達たち。
ほんっっまに支えられた。
一人になった時は辛かったけど、皆とおる時だけは自然と笑顔でいれた。
まじでありがとう。感謝してる。
まあ、そんなことは時間が経つにつれて解決されて
10月末日、僕はふとあるテレビを見ました。
そのテレビをきっかけに僕はあることを思いつきました。
それが、今も情熱を注いでる
「ワカマル30FILM」
湯浅のおばあちゃんと話したの懐かしいなぁ(笑)
カメラが大好きな気持ちと、故郷九度山町への恩返しのための映像制作、元銀行員っていうインタビューへの自信、
色んな想いが重なって僕はこのプロジェクトを立ち上げました。
2020年11月
少しずつクラウドソーシングとかで案件もとれるようになってきたけど、アルバイトしてる方が給料いいんじゃね?くらいのレベルで。
でも、いつだってカメラは楽しいし、いっぱい撮影した!
友達カップルのムービー作った。
使用した曲を聴いたらこの瞬間を思い出すし、周りもこの曲聴いたら「あの動画でてくる」って言ってくれるのが嬉しい(笑)
そして、自身初めてのクライアントワーク!
銀行員時代のお客さんが依頼してくれた。
めーっちゃくちゃ嬉しかったな。
銀行辞めるときに色々ハプニングあって、全お客さんの所回れんかったのが悔しかったんやけど、
それでも「また来てよ!」って言ってくれたお客さんがいてて幸せやった。
なんとか納品もできたけど、今ならもっといいの作れたなとか思ったり(笑)
いつかリベンジさせてください。
初めての登山にも行って、自然の豊かさと壮大さに圧倒されたのもいい思い出。
新しい趣味がこの月に誕生しました。
2020年12月
そして12月。
色んな撮影できたな。
友達のMV制作もすごいいい思い出やし、幼稚園の文化祭的なイベントの撮影もいきました。
そしてこの頃になってワカマルの認知が少しずつ広まってきて、年末に和歌山のクリエイター達の集まりに呼んでいただき自己紹介。
ここはかなりの転機やったと思うし、これからも一緒に何かしていきたいと思える人達にも出会えた!
改めて、自分を売り出すことは大事やなぁと感じた。
そして、12/24のクリスマスイブ。
横浜に飛んで大好きなアーティストのライブへ。
なんか、色んな気持ちが重なって大号泣したな(笑)
似合うものではなく、着たいものを着ろ
好きなものを愛せ
忘れるな、お前の人生はお前のためのもの
こう、情熱と愛を持ってぶつけられた。
その時抱えてた不安とか悩みとか全て吹っ切れた、そんな気がした。
2020年は自分にとって間違いなく意味のある1年。
これからの決意と覚悟を胸に抱いて2021年を迎えました。
2021年1月
あけましておめでとうございます。
年始早々、カメラ仲間と岐阜県飛騨市へ。
がっつりの雪国は初めてやったし、何より楽しすぎたな。
同じ夢・悩みを持つ友は一生ものです。
今も続けてる美容室の撮影をスタートしたのもこの月で、
初めての継続案件獲得で喜んだのも覚えてる。
同時に奈良のカフェのお仕事も始まって年始早々順調かなぁと思い始めた1月。
こんな若造クリエイターに仕事依頼してくれたってだけですごく感謝やのに、
色々文句言ってしまったな。(笑)
今後の課題に活かします。貴重な経験をありがとうございました。
2021年2月
2月は初めての確定申告で慌てたり、誕生日当日も予定がなくてちょっと病みながら仕事してました(笑)
そんな中、僕が撮影した写真がNew openのホステルに飾ってもらえたことはいい思い出。
ワカマルも第3の町、美浜町に取材にいき
仕事として映像と向き合う日も多くなってきた。
その取材の帰り道、近所のワンちゃんを轢いてしまったのは今でもトラウマ。
奇跡的に完治するまでに回復したけど、さすがに人生終わったかも。って思うまでやった(笑)
「起こってしまったことは仕方ない、これからの対応で今後が変わるよ」
そう、母親にかけられた言葉が胸に刺さった。
たぶん、一生に一度経験するかしないかの出来事でした。
上がっては落ち、また上がってはどん底に。
と、僕のメンタルはブレブレでした。
2021年3月
相棒に誘ってもらって、初の共同作業。
たぶん人の現場にいくのは初めてやったから、すごい勉強になったし、
何より友達と一緒に仕事することの楽しさを覚えました。
むしろ遊びの延長戦みたいな感じでした。
3月はウエディングの会社にも契約もらって、土日はウエディング撮影も始まった。
一生に一度の瞬間を収めることは光栄やったけど、疲労感は映像ジャンルでは最大やったかな。
一見、順調そうに見えるフリーランスライフやけども
この3月は精神的メンタルが崩れかけたほど最低値でした。
理由はお金。
とてもじゃないけど、銀行員のときほどのお給料をこの頃はまだ貰えずに
自分でお金を稼ぐことの難しさを痛感してた。
そして決まった日にお金が入ってこないっていうのにも苦しめられ、
自分の浪費癖などと重なって口座残高が底つきそうになってた(笑)
そしてお金のことやから相談するのは恥ずかしいって当時は思ってたし、課題点も明確やったから一人で乗り切ろうと頑張った。
逆に言うと、お金なんてなくても生きていけるっていうのは体現できた。(実家暮らしですすみません)
そして、この経験から僕は目を覚ました。
2021年4月
何を反省したかというと、
「仕事をくれた人達への対応」
撮影させてくれることのへの感謝の気持ちをきちんと伝え、
現場でのコミュニケーションを大切にした。
すると、4月の売上げは銀行員時代の2倍ほどに。
こんな簡単なこと、なんで今までできなかったんやろ
簡単そうで、忘れがちなこと。
伝えなければいけないことはすぐに伝える。
お金が底を尽きたことで、自分と本気で向き合うきっかけができた。
その分今までにないくらい忙しかったし、でもそれが幸せで。
ほんのちょっと自分にも自信が付いてきた!
そしてなんと、フラれた彼女とも復縁できました。
死に物狂いで頑張ってた姿、見てくれたんかな?(笑)
ワカマルを見てくれた人からも仕事依頼をもらって、めちゃくちゃ尊敬する人にも出会えた。
カメラを通して世界が広がってきた。
なんにせよ、色んなことがプラスに傾いてきて
ほんっまに幸せで頑張った1ヶ月やったかな。
月々の目標もきちんと立てて、それをロック画面に設定するようにもした。
スマホ開くたびに目標と向き合うこともできたし、今後も続けていきます。
2021年5月
フリーランスになってから半年が経ち、
精神的にも肉体的にも色々と少しずつ余裕が出来てきた頃。
コツコツと積み重ねてきたことは裏切らないと、身をもって体感してた。
新しいジャンルの撮影にもいっぱい挑戦したし、
余裕ができてきた分、いっぱい遊んだ。
1ヶ月に3回も登山に行きました(笑)
登山って、何回も言うけどすごく良いんよな。
「なんでわざわざしんどいことするん」
「登る意味あるん」
おれもやるまではずっと思ってた。
でもやってみると全く違う世界。
まず、見たことないような景色が広がってて
自然と笑顔になれる。
頂上が見えてきたら、「よっしゃもう終わる!」
って気持ちになるんなけど、
登山は頂上が見えてからが勝負でそこからが1番きつい。
なんか人生と一緒で、
意外とゴールって遠くにあるもんやし
この先に道が続いてそうやけど、突然道がなくなったり
でも登り切った時には、遠くに見えてたものって実は近くにあったんやなと実感することも。
すごい色々なことを考えながら、それを登る人と共有しながら頑張るってのが好き。
皆さんぜひ。
2021年6月
6月はかなり色々経験させてもらった。
まず、写真にある通り安田大サーカスのhiroさんと偶然出会い、テレビ和歌山の人と名刺交換できた。
いつの日か、「こんなやつおったな」と思い出してくれたら嬉しいな。
そして、ノウフクの撮影。
今でもすごく頼ってくれるクライアントさんとの出会い。
この出会いを語っちゃうと1万字くらいいくから割愛します(笑)
納品すると、いつもめちゃくちゃ喜んでくれて
それが1番映像やっててやりがいを感じたな〜。
人の為に作る作品って、結局自分の為の作品にもなるんやと。
あとは、映像以外の領域にも少し。
初めての外注とかも依頼したし、自分のやれないことは背伸びせずに
お客さんに1番ベストな状態で届けることが大事やと思いました。
友達がやる店にもよく行くようになってきた。
毎回行くたびに美味しいが増え続けてる。
いつもありがとうやで!
6月はこれまでの最高月収も更新できて天狗になりかけたけど、そこは抑えてフリーランスであることのリスクを再認識。
いつまでもこれが続くと思うな!
そう言い聞かせたけど、いつまでも続けるようにおれは頑張り続けます。
2021年7月
やっぱり1番なのは新聞かな〜。
仕事がなくて、なんかしようと考えた結果たどり着いた自主制作が
色んな人の目に届くようになって一年以内にメディア掲載されるとは。
何よりこれを俺以上に親が喜んでくれてたのは、嬉しかったな(笑)新聞7冊もいらんて。
おっきくなるとともに、自分だけの為に作ることは難しくなってくるから
そこの天秤はちゃんと図りながらもっと多くの人に見てもらえるよう努めようと思った。
そして登山に続いてキャンプも趣味に追加されました。
結局アウトドアが好きなんやな。
愚痴飲み会行ったりパチンコ行ったりするより1万倍楽しいです。
みんなもやりましょ、招待します。
そして、初のトークイベント。
25.6人も僕たちの話を聞きにきてくれて、めちゃくちゃ緊張しました。
でも、これまで積み重ねてきた技術とかマインドとかを人前で話すことなんてなかったし
自分の中でも気持ちを整理できる良い機会やった。
人との繋がりは素晴らしい
2021年8月
SNS運用に、自らのTiktok戦略など
またまた新しい領域にチャレンジしました。
自分なりに考えては実践し、やってみたものの
結果は今のところ0。(笑)
まあ、こんなんでくじけません。
時間はかかるけど絶対成功させる。
あとは初めての脱毛経験や、ワクチンを打ったりなど
仕事以外でも今後の人生において記憶に残るような出来事が多かった。
2021年9月
そしてやってきました。僕でいう期末。
特にいつもと変わらず活動してたけど、月末に近づくにつれてしみじみとしてきてた。
「去年の今頃は、、、、」
とかよく考えるようになって、一人で生きていけてることに少し自信と誇りは持って良いんかなとか思ったり。
9月はすごく映像ってものと向き合えた気がするし、
成長意欲が過去1ある。
「周りと比べるな」
ってよく言うけど、それはネガティブに捉えるならばの話で、
僕はそこにモチベーションを感じて他人と比べるようにしてる。
そうやって色んな人の映像を見ては学んで、これからに活かしていけるように。
あー、1年って一瞬やなぁ。
こうやって人は歳取っていくんか......
まとめ
「何者でもない自分」が本当に嫌やった。
これまで自分と本気で向き合うことなんてなかったし、あれしたい!これしたい!っていう夢も無く
なんとなく生きてきた24年。
大学卒業後、なんとなく銀行に就職して
とても大切やコトを学んだし、尊敬できる人達にも出会えてめちゃくちゃ感謝してるけど、
心のどこかで「このままでいいんか」っていう気持ちがずっとあった。
俺の周りにはすごい人達ばかり。
・自らの道を突き進む人
・夢を追いかけてる人
・新たな家族を持つ人
・信念を貫く人
・ひたすら応援してくれる人
・そして、女手一人で育ててくれた母親
すっっごい影響されたし、時には妬んだし、でも本当に感謝の気持ちで溢れてる。
この人たちがいなかったら今どうなってたんか分からへん。
本当にありがとう。
ほんっまにしんどい時期もあったし、キラキラしてるように見せてたけど、人に見せてない悩みももちろんあった。
それを見せれないのが自分の弱みってことにも気付いたし
来年は頼れる仲間たちに色々相談していきたいと思う。
まだまだ満足してない。
少しずつ理想に近づいてる気はするけど、やっぱり目指してるものって遥か遠くに見える。
そもそも自分の本当のゴールって何?って思うこともあるしまだまだ言語化できてないなと。
でも、人生の中で1番楽しかった1年ってことは
間違いなく理想に近づけてる証拠!
この想いを共有できる人を一人でも多く増やしたいし、そんな人達を大切にできる人生にしていきたいです。
最後に残るものは
集めてきたものではなく、
与えてきたもの。
この1年で、「何者でもない自分」では少しなくなったのかなって今なら胸張って言える!
たかが1周年やけど、年に1回くらいこの気持ちを思い出して
自分自身を振り返ることってめちゃくちゃ重要やと思う。この気持ちを失ったら終わり。
そう、言い聞かせて2年目も3年目も、この先の人生を突き進みます。
言いたいことがまとまらないので、
明日からの日記に少しずつ反映していけたらと思います。
〜最後まで読んでくれた方〜
あなたとはこれからも一生付き合っていきたいと思える人です。
これまで本当にありがとう。
そしてこれからもよろしく。
皆と一緒に成長できる1年にします。
from Lifestyle Film
村井 克貴
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