物学研究会|物学の構築とその研究会
「物学」という概念は僕のオフィスが目白にある頃だから半世紀前のこと、東大の学生運動の連中が訪れてきてその会話から生まれたものである。僕がなんとなく探していた概念だった。その頃から僕は「物」という概念で世界を構築しようとしていた。理論も実際にも・・・。建築という領域が次第に溶け出している実感があり、プロダクトから都市まで建築を中心にトータルな概念で表現し理論化することを目指していた。そんな時に確か、結城君という学生の口からこの言葉が漏れてきたのを拾った気がしている。妄想だったの