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めんどくせぇ自分が、いつか半径3mをひっくり返すと信じている。

自分でいうのもなんですが、私ってけっこう複雑な性格をしています。


人当たりがよさそうで社交的に見える(らしい)けど、実は超がつく根暗。

人が好きだけど、本当は人をあまり信用できない。

なんも考えてなさそうなポンコツだけど、そのわりには意外と色んなことを深くまで考え込んでる。


「あなたの性格を、ひと言で表すと?」と聞かれると、「いやいや、ひと言どころか朝まで話しても説明し切れるか分かりませんが??」と言いたくなるくらい、自分でもよく分からない性格です。
あえて無理矢理まとめるとすれば、「めんどくせぇ奴」ですかね。


そういえば、幼少期には叔母から「みきちゃんって、いつも頭の上にフワフワしたものが浮いてる感じがする」と言われたことがあります。

最近知り合った人からは「今まで出会ったことがないタイプ」と言われたこともあり、いわゆる「変わってる人」ってタイプらしいです、私。


とはいっても、自分自身が変わり者である自覚はほとんどなくて、「いや、世の中私みたいなヤツばっかやろ」って思ってました。

でも、思い返せばこれまで自分の考えとか価値観を理解してくれた人って、リアルではめちゃくちゃ少なくて。(なぜかネットでは逆に共感してくれる人が多い)


自分なりの精一杯の気遣いはいつも裏目に出るし、他人の気持ちを汲み取る努力もずっとずっとしているのに、よく「薄情者」と言われる。


なんでなんだろうな。
どうして、いつも失敗ばかりするのかなって。

ずっとずーっと、人に理解してもらえない悔しさとか劣等感を抱いていたのですが、先日、私の中でかなり納得のいく理由が見つかりました。

有名な性格診断テスト、MBTI診断です。

とある選考を受けるために必要で、ネットで診断したところ、私は「提唱者タイプ(INFJ-T)」と診断結果が出ました。

これが私の結果。

ザーッと目を通していくと、ヤバいくらい心当たりがあるんですよね……。

・内向的(でも人当たりは悪くない)
・周りに馴染めない
・不正義に心悩まされる
・自分の善意が理解されない
・偽りのない深い人間関係を大事にする
・人間関係にかなりのエネルギーを注ぐ
・雑談よりも奥の深い会話が断然好み
・自分が正しいと思うことをしないと気が済まない

気を遣ったつもりが、ウザがられること。
(お節介、上から目線といわれる。)

なんとなく周りから浮いていると感じること。
(自分が喋ると場がシラケる経験X回。)

内向的だけど、誰かと深い関係を持ちたいと思っていること。
(色んな人に会いに行くけど、私のガードが固くて上手くいかない。)

ついつい、なんでも深掘りしてしまうこと。
(「哲学的だね…」とよくいわれる。)


全部がしっくりきて、これまでの自分の行動や心境と一致しすぎていました。

しかも、調べたところによると私のようなINFJというタイプの人間は、世界の人口の1%らしいです。
(この辺は記事によってデータが異なるものの、少数派であることは変わりないらしい。)


なるほどな。
そりゃあ、誰にも分かってもらえんワケですわ。


ちなみにGoogleで「NFTJ」と検索すると、関連語句に真っ先に出てくるワードが「性格悪い」

少数派ゆえに、「なんか変なヤツ」「嫌なヤツ」と思われやすいのかもしれません。
私も実際、「性格悪い」っていわれたこと、いっぱいあるし。


これまで自分のことをけっこう平均的な人間だと思っていたけれど、どうやら思っていた以上に偏りがあるようです。

この事実を知ったとたん、歯車がカチッと噛み合ったようにすごく納得がいって。
同時に、なんだか気持ちがラクになりました。

よく「自分のことを受け入れることが、自己肯定感を上げる第一歩」といいますが、これが「自分を受け入れる」という感覚なのかもしれない。


そしてもうひとつ、診断結果の中に気になる文章を見つけました。

強い信念を持ち、理想主義者である提唱者は惰性で生きる人生には満足せず、自身が立ち上がり、ものごとを改善したいと感じます。

引用:16Personalites

多くの提唱者は自分の人生には特別な目的がある、つまり“この地球上で自分が果たすべき使命”があると感じています。この使命が一体何なのか見つけ出すことに大きな意味を感じていて、使命が何か分かったら、それに一生懸命取り組むのです。

引用:16Personalites

自分のことを特別だとか、すごい人だとは、全然思っていません。

でも、思い返すと、私自分の力で状況を変えたい、変えなければいけない!と感じることが、確かによくあります。

キャリアに悩んでいる友人の話を聞けば「私に力や人脈があれば、この子に挑戦の機会を渡してあげられるのに」とか。

両親が定年退職したあとを想像すると、養ってあげるとはいわないけれど、もし私が事業でも成功させていれば、セカンドキャリアの場所を提供できるよね、とか。

自分でも忘れていたし、誰にも言ったことはなかったけれど、3年前にYouTubeへの投稿をはじめたのは、当時金銭的に苦労していた両親を支えられるような収入源ができたらいいな、と思ってのことでした。(そしてまだ実現できていない。ごめん。)


自分の力で、身近な人が立ち上がるきっかけになったり、誰かが変わる引き金になれたらいいのにな。
そのために、私はどんな力をつけたらいいのかなって。

この思考こそが、めっちゃくちゃ面倒くさいTHE・お節介なのですが、自分の半径2〜3メートルくらいの世界でいいから、一発逆転でひっくり返してみたい。
なんとなく、それができるかもしれないな、できたらいいのになって、うっすらと希望のような、使命感のようなものをずっと感じています。

そういえば大学生のころは、師匠に「お前は人が嫌いというわりには、人の世話を焼きたがるよな」といわれたことがあります。
多分、師匠のいうとおり本当にそういう性分なのかもしれない。


提唱者(INFJ型)は最もまれな性格タイプですが、社会に大きく影響を与える人たちでもあります。

引用:16Personalites

私にそこまでの力や影響力があるとは思えないけれど、人に理解されない価値観やものの考え方も、きっとどこかで生かされ、とてつもない力を発揮する才能なのかもしれない。

そう思うと、めんどくさい自分も少しだけ好きになれそうです。


ちなみにこのMBTI診断、実は1年ちょい前にも受けていたようで(うろ覚えでしたが)、そのときはまた違った結果が出ていたようです。

診断がすべてではないし、そのときの心境によって結果は変わってくるものだと思うのであくまで参考にしかなりませんが、自分を理解するひとつの手段になりそう。

気になる人は、ぜひやってみてね。

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