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本当の優しさなんて分からないけど、優しい人になりたいのです。

「優しい人」って、いったいどんな人なのでしょう。

私は、自他ともに認める性悪です。

しょっぱなからこんな書き出しでドン引きされそうですが、私の性格はお世辞にも「優しい」とは言えません。

母親からは「あんたは薄情」と言われたことがあり、友人からも「みきてぃは性格悪い系だよね!」と言われたことがあります。

そんなこと本人に言っちゃうあんたらもよっぽどでは……と言いたくなりますが、そんな言葉もグッと飲み込んでしまうくらい、自分で自分の性悪を認めています。

「性悪」と言っても、別に私は陰湿ないじめをするタイプではありません。

嘘がつけないというか、お世辞を言ったり忖度が苦手なのです。

自分が違うと思ったことには遠慮なく「違う」と言うし、思ってもいないくせに人を誉めたりするのは嫌いです。

よく言えば白黒ハッキリ、悪く言えば冷たい。そんな感じ。


最近、「優しい」ってどういうことだろうと、よく考えます。



人に尽くせる人のことだろうか。
……でも、そういう人に限って、「〇〇してあげたのに」とか恩着せがましく言ってこない?



人のために怒れる人のことかな。
……でも、「あなたのため」という免罪符を使って、なんでも言いたい放題の人のほうが多いと思うけど。


人のペースに合わせられる人?
……「優しさ」って、人に合わせることなのか???


正義感の強い人でしょうか。
……正義感も行き過ぎると、ちょっと迷惑だよなあ(笑)


もうこの時点で、自分の性根が相当曲がっていることを実感せざるを得ないですが、考えれば考えるほど、「優しい」の答えが遠のいていきます。

今まで出会ってきた人の中で、「この人優しいな」と感じた人、誰がいるかな?って考えてみました。

もともと友だちや親戚、人との関わりは総じて少なめではありますが、意外と思いつかない。

こんなこと言うと、普段関わってくれてる人たちにすごく失礼かもしれませんが、心の底から優しいと思える人には、簡単には出会えないのかもしれません。

そう考えると、「優しさとは?」の答えなんて、誰も知らないのかも。


私は、自他ともに認める性悪です。

でも、いつか自分なりの「優しさ」の答えを見付けて、優しい人になりたいと思うのです。

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