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今年の夏は、無理をしてでも地元に帰りたいと思った話。

皆さん、今年の夏休みの予定は、もうお決まりですか?

私はといいますと、1年8ヶ月ぶりに地元の徳島県へ帰省します。

地元・鳴門の海

義実家にはなんだかんだ年2回くらい帰っているのに、自分の実家には全然帰れていなくて。

というのも、義実家がある福島県は自宅から車で4〜5時間で帰れるものの、徳島はちょっと遠いんです。

車なら8〜10時間はかかるし、飛行機は時期によってはめちゃくちゃ高いし、新幹線は止まらないし。

徳島空港、もとい「阿波踊り空港」は近くに駅もないので、帰るとなれば両親ともスケジュールを合わせて迎えに来てもらわないといけない。

交通の便が凄まじく悪くて、帰るのにちょっと体力がいるんです、徳島って。

子どもの頃遊んでた近所の公園。

いつも帰ってもなにをするでもなく、近所のスーパーで買い物して家でご飯を食べて。
特別なことといえば、地元の大好きなケーキ屋『バナナダンス』のケーキを一気に2つ食べるくらいでしょうか。

しかも、うちは両親がちょこちょこ関東に遊びに出てきたりするので、実家に帰らなくても両親にはそれなりに会っているんですよね。今年のゴールデンウィークも、一緒に遊びに行ったし。

だからこそ、なかなか「帰ろう」という気にはならなくて。


今年の夏は、夫の職場が繁忙期なのでお盆休みも3連休も消滅し、実家に滞在できるのはたった1泊。

夏休みシーズンなので飛行機はめちゃくちゃ高いし、2ヶ月前に我が家に愛娘(猫)が増えたので、預け先も探さないといけない。娘が増えた分、お金も倍かかります。

長女のなずな
2ヶ月前に我が家に来た次女、みずな

そこまでお金も労力もかけて、帰省期間たった1泊って、なんかもったいない。

いつもなら「なんか面倒くさいや」「もう帰るのやーめた!」と思うところです。


私たち夫婦は旅行も好きなので「どうせ時間とお金を使うなら、よく知ってる地元よりも、知らない土地を踏みたい」と、帰省よりも旅行を優先しがちな面もあります。

でも、今年は何故かそうはならなくて。

なんでか分からないけれど、今年はどうしても帰りたい。多少無理をしてでも。

大好きなケーキを食べたいとか、昨年亡くなった実家の愛犬に挨拶ができていないとか、小さな理由は、探せばたくさんあるのかもしれません。


でも、それ以上に、ただ久しぶりに地元の景色を見たい。


あの暑くてベタベタする気温とか、全然透き通ってはいない、あんまりキレイじゃない海とか、全然手入れされていない空き地の草むらとか。

全然映えるものではないし、なにも特別ではなくキレイでもない、なんでもない地元の風景を、なぜか無性に見たい気持ちが、ふつふつと湧いてきています。


小学生の夏休みに、ラジオ体操のために集まっていた神社に行ってみたい。通学路を歩いてみたい。

友だちとよくサイクリングをした海沿いを歩いてみたい。


なんでか分からないけど、たまに、無性に帰りたくなる。
これがいわゆる「地元愛」というものなのか、ちょっとよく分からないけれど。


あの頃は、目の前の景色があまりにも「日常」すぎて、それをまた見たいと思う日が来るなんて微塵も思わなかったし、わりと定期的に帰省していた大学生時代も、それが尊いものだとは到底思えなくて。

でも、今年の夏はカメラを持って、子どもの頃の日常をたくさん拾い集めに行きたいな、と思うのです。

皆さんは、今年の夏はどんな想い出を作りにいきますか?

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