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「悪気はないのだろうけど、なんか嫌な人」と付き合うには。

この世の中の悩みの中で、常にワースト1位を誇っているのは人間関係の悩み……というのは、全人類が知っている常識になりつつありますよね。

私も例に漏れず、これまで死ぬほど人間関係に悩んできまして。

今でもその悩みを完全には払拭できていないし、きっと人間社会に生きている限りノーダメージでやり過ごすことはできない……けど、数年前に比べると人間関係の悩みがかなーーーり減りました。ハッピー。

色々な死闘(?)を繰り広げてきた私が、過去を振り返ってみて思うこと。

いつも人間関係の悩みを引き起こすのは、とんでもなく感じの悪い人よりも、


「この人、多分悪気はないんだろうなぁ……」と言いたくなるような人だということです。


悪気はないんだろうけど、傷つくこと言ってくる人。

悪気はないんだろうけど、「ちょっとそれはまずくない?!」ってことを言っちゃう人。

悪気はないんだろうけど、なにかと人を困らせる人。


ストレートに悪意を感じるのであれば「嫌なヤツだな!!!」と、心の中で相手を悪者にしてしまえばいいのですが、「悪意はなさそうだけどなんか嫌」だと、「私の心が狭いのかしら……」と気になってしまうんですよね。


もちろん、私自身も気づかぬうちに傷つける側・困らせる側になってしまっている場合もあるので、決して人のことは言えないのですが。

「なんでいつも酷いことばっかいうの?!」と腸が煮えくり返ったり、「いや、なにがしたいの?!」と大混乱になって気が滅入ってしまう……なんてことは、誰しも経験があると思います。

私が最近関わっている人は、みんな超がつくほどいい人たちなので、嫌な気持ちになることは滅多にないのですが、たま〜〜に「え、この人どういうつもりで言ってるん?」と感じてしまう人に出会います。


そんなとき、最近ふと思い出すこと。


悪気がない人って、一番どうにもならないよね。
だって指摘したところで、悪いと思ってないんだもん。


これは、前に勤めていた会社の同僚の言葉です。

この言葉に、なんかもう全てが集約されているよなぁ〜と、最近改めて思うようになりました。

「悪いと思っていない」、そのとおりなんです。

なんか癪に触ることを言ってきたり、変な態度を取られているような気がしても、多分誰かを傷つけたいとか、意地悪をしたいとか、なーーーんも思っていない可能性が高い。

きっと「そういう習性の人」というだけであって、それ以上でもそれ以下でもない。

今までは、悪気がない人に対して「これは不快です」「それは嫌です」という気持ちをどうにか分かってほしかったり、「私なんかしたかな……」と何日も悩んでいたのですが、「そういう習性の人」と捉えるようになってからは心が少し軽くなりました。

「あっ、そのタイプの人ね!おっけーおっけー!」という感じに。

悪気はないんだろうけどなんか……というのも、一種の「価値観の違い」というヤツなのでしょう。


人間やりはじめて約30年、まだまだ悩みは尽きないけれど、自分なりに少しずつ人間関係を攻略していきたい所存です。

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