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ポンコツに向いている職業とは。

皆さん、今の仕事って本当に自分に向いていますか?(ド直球)

現在私は、会社員×フリーランスのパラレルワーカーですが、今まで経験してきた仕事・今やっている仕事で、ぶっちゃけ「向いてねぇなあ」と感じることがたくさんあります。

向いている向いていないよりも「好きか嫌いか」「楽しいか楽しくないか」でものごとを推し量ったほうが幸福度は高そうですが、向いていない仕事にぶち当たってしまうと本当に苦労することが多いですよね。

しっかりしてる風ポンコツな私は、学生のアルバイト時代から今まで、「あ、コレ自分向いてるな」と思える仕事に巡り会えた経験がめっっっちゃくちゃ少ないです。

そこで今回は、私がこれまで経験してきたお仕事と、ポンコツとのマッチング度合いを紹介してみようと思います(なんとマニアック)。

これから仕事を探している人の判断材料のカケラにでもなれば嬉しいです。

■私のポンコツ特性

ポンコツといっても世の中にはいろいろなポンコツがいます。
まず私がどんなタイプのポンコツかを説明しましょうね。(誰得)

・そそっかしくてものを失くす、壊す
・イレギュラーにとことん弱い、アドリブは無理
・地図が読めない、道が分からない
・現場仕事が苦手、臨機応変ってなんですか
・コミュ障。愛想はよいが会話は続かない。
・人(特に上司)に見られていると失敗する
・手先が不器用
・「早く、正確に」ができない
・早起きが苦手

過去のポンコツエピソードや、私のコミュ障タイプについてはnoteを書いていますのでよろしければそちらもぜひ。

一応、長所と思える部分もお話しておきます。

・けっこう真面目
・用意周到にすればあんまり失敗しない
・地頭はそれほど悪くない(と思っている)
・1人でできる作業が好き
・コツコツ継続は苦手じゃない

では、これから過去の職歴とマッチング度合いを晒していきます。履歴書みたいだな。

私と同じ、もしくは似た属性の人は参考になるかも???(なるのか?)


■その① 居酒屋・ビアホール

マッチング度:☆☆☆☆☆(0%)

金輪際、飲食店では働かないと決めています。

まず、「早く、正確に」ができない時点で終わってる。
効率よくお酒を作って、お料理を運んで、バッシングをして……というのが本当にできませんでした。

手先がウルトラスーパー不器用なので、お皿を手首も使って4つ持つとか、ビールグラスを5つ持つとか、そういうのも無理。
かつては日本酒の一升瓶を破壊したレジェンドを持っています。

コミュ障なので酔っ払いのお客さんの絡みも、上手くかわせませんでした。


■その② ケーキ屋

マッチング度:★☆☆☆☆(20%)

居酒屋よりはほんの少しマシですが、これも全っ然向いてなかった!!!

手早くケーキを箱に詰めて、手早く会計をする、というのがとても苦手でした。

作業は単純なのですが、ケーキってすぐ崩壊するんですよ。
ケーキは見た目もかなり大事なので、ほんのちょっとクリームが削れただけでも売り物にはできません。

もともと手先が不器用なうえに「早くしなきゃ!」と焦るがゆえ、いくつのケーキをぶっ壊したことか……。

なんとなく、「ケーキをめっちゃ急いで買いに来るやつなんかほとんどおらんやろ」という勝手なイメージがあったのですが、私の働いていた店舗は駅ナカだったので、「〇分の電車に乗りたいから早くして!!」とお客さんから急かされることも多く、そのたびに変に緊張していました。

あ、あとチョコペンでネームプレート書くのも壊滅的に下手くそでした。ぴえん。


■その③ パチンコ屋清掃

マッチング度:★★★★☆(80%)

パチンコ屋がオープンする前の2時間、店内を掃除するバイトをしていました。

これはね〜〜、コミュ障にはとても快適な職場でした!!!

清掃って、基本的にやり方がきちんと決まっていて、イレギュラーとかないんです。
このエリアはこの道具を使って、こうやって掃除する、というのがカッチリ決まってる。

オープン前のみの仕事なので接客のストレスからも解放されました。

こんなにクリーンな職場なのに、なんでマッチング度100%じゃないん???というと、朝が早いんですわ。

早いと言っても7時とか8時スタートなので、決して早朝というわけではないのですが、朝が弱い私にはなかなかキツく、たま〜に遅刻もしてました(小声)。


■その④ ビラ配り

マッチング度:★★★★★(100%)

面白さとかやりがいはぶっちゃけ皆無といえるほどつまらなかったですが、ストレスが少ないという意味では、コレが一番よかったかも。

その名のとおり、ビラを配るだけです!

私が勤めていたバイト先は、ノルマは特になく、決められた時間までビラを撒き続ければいいだけ。
配りきれなくても減給も残業もなく、まれに社員が見回りに来ますが、基本的には1人で現場に立ちます。

見張られるプレッシャーもなく、コミュ力も必要なく、要領のよさも必要ない。
精神的にとてもヘルシーでいられるバイトでした。

■その⑤ スーパーのレジ打ち

マッチング度:★★★☆☆(60%)

スーパーって忙しそうだし、お前無理ちゃう???と思われそうですが、意外とレジ打ちは、要領が悪い私でもそれなりにできました。

店にもよりますが、スーパーって持ち場ごとにしっかりと役割分担されていることが多いです。
レジ担当ならレジ打ち、開店・閉店準備、鮮魚なら魚を捌いてパック詰め、品出し担当は発注・陳列……という具合に、仕事がきちんと区別されているんですよね。

居酒屋のように、ハンディもドリンクも会計も、なにもかも覚えなきゃ!!!!ということは、あまりありません。これはポンコツには嬉しいポイント。

しかも、最近のレジは基本どこでも機械精算なので計算を間違える心配もナシ。

ただし、混むと急いでお客さんを捌かないといけないので、卵のパックを落として割ったり、お寿司のパックをひっくり返したりしてました。あちゃぁ〜〜!!!


■その⑥ 花嫁介添

マッチング度:☆☆☆☆☆(というかマイナス100%)

これはアルバイトではなく、正社員として就職した会社で受け持っていた業務の一部です。

多分、今までやってきた仕事の中で、本当に、ガチで一番向いてない。

挙式中や、挙式リハーサル中の花嫁さんのお手伝いをする介添のお仕事。
イレギュラー・臨機応変が大の苦手な私に務まるはずがないんですよ。

人生でそう何度も経験することのない結婚式。慣れないウェディングドレスに身を包み、緊張MAXの花嫁さんです。
挙式中、イレギュラーもたくさん起こります。

なにか予期せぬことが起こるたびに泣きそうだったし、なにより「花嫁の人生最大のイベントを台無しにするわけにはいかない!!!!!」というプレッシャーがヤバかったです。

挙式中は、顔面から滴るほど汗が止まりませんでした。

人の幸せに触れるすてきな仕事だと思っていますが、世の花嫁さんのためにも、もう一生やらないと心に誓っています。


■その⑦ 事務・コールセンター

マッチング度:★★★★☆(80%)

黙々と淡々とこなすのは得意なので、事務仕事はオッケー。

電話は苦手でしたが、慣れてしまえばこなせるようになりました。
基本的に対面でも非対面でも接客は苦手なのですが、電話には保留ボタンという強い味方がついています。

うまくいかない・分からないときは「少々お待ちください〜」「確認して架け直します〜」でワンクールおけるので、イレギュラーが苦手でもどうにかなっています。


■その⑧ 音楽家

マッチング度:★★★☆☆(60%)

今も頑張っているわりには、意外と低めです(笑)
これは、案件によりけりなんですよね。

しっかり事前準備のできる演奏の仕事は問題ないのですが、当日いきなり内容が変わる・アドリブで演奏させれるのは本当に勘弁してほしい。

イレギュラーに弱いうえ、もともとが楽譜に忠実に演奏するクラシック奏者ゆえ、「楽譜ないけどなんかやって!いい感じに!」は無理です。

また、プレッシャーに弱い性格でもあるので、正直演奏家として人前で吹くことは、決して得意ではないと思っています。好きではあるんですけどね……。

接客は苦手だけど、人に教えるのはわりと得意なので、レッスンのお仕事は比較的不安要素が少ないかも。

■その⑨ Webライター

マッチング度:★★★★☆(80%)

基本的に一人で作業できるのでとても快適です。

独自性を出す仕事ではなく、調べたことを事実に基づいてまとめる仕事なので、しっかりと下準備をして作業ができるのもありがたい。

たま〜にクライアントさんとの意思疎通がうまくいかないこともありますが、対面で話す機会はほぼなくテキストのみのコミュニケーションで終了できるので、比較的対人ストレスは少ないです。

■その⑩ 写真家

マッチング度合い:測定不能

写真は今のところ、人に頼まれて撮っているものよりは、自分で撮ったものを作品として販売しているのみなので、マッチング度はよく分かりません。とりあえず楽しいです(笑)

ですが、実は今月からカメラマンとして学校行事の撮影に行くアルバイトをはじめることになりまして。

そこで働いてみたら、「雇われカメラマン」として自分の適正が見えてくるかもしれませんね。


■仕事って、難しい。

改めてふり返ると、自分の職歴に多さにビビりました。
しかも、大体向いてなくてすぐ辞めてる。

でも、向いていないと分かっていても「好きだから」という気持ちで続けている仕事もあり、仕事探しというのはなんとも奥が深いです。

「向いている気がする、でも別に楽しくはない」という仕事だけで生きているとなんだか人生つまらないし、その反面「好き」という気持ちだけで本業にしようとすると苦労することもあります。

自分のポンコツ特性をよく理解して、なるべく苦労しない仕事、ちょっと苦労するけど「好き」と思える仕事を模索し、「パラレルワーカー」という仕事に落ち着いたのかもしれません。

これからも取捨選択をしながら、自分の特性にズバリ合った仕事を探していくんだろうな。

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