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答え合わせをする教育に終止符を。映画『夢見る小学校』を観て

まず最初にお伝えしておきたいが、この映画は決して生ぬるい映画ではない

私たちが当たり前に受けて来た"教育"というものに対する考え方を、ガラッと変えてしまうほどのパワーがある。
もしかすると自身のアイデンティティが崩れそうになることに抵抗を感じる人もいるかもしれない。

それほどのパワーを生み出す源泉は、子どもたちの生き生きとした姿だ。観客はその姿に圧倒されるだろう。

「私たちが受けてきた教育は、教育だと言えるのか?」そんな疑問を持たずにはいられない。

映画に出てくる『きのくに子どもの村学園』では授業のカリキュラムというものがなく、「プロジェクト」と呼ばれる時間があるだけだ。

そこでは1年生~6年生が集って話し合いをし、自分たちがやりたいことや実現したいことをどのように進めていくか決め実行していく。
大自然の中で五感をフルに使って身体全身で体験し、失敗しながらも協力し"おとな"のサポートを受けながら学びを深めていく姿はたくましさを感じる。

人間が持つ好奇心と欲望に従えば、本来持っている学習能力を最大限発揮させることができるということ。
1人1人異なる個性が協力していくことで、ダイナミックに世界を創り出していくことができるということ。

自然界へのリスペクトと子どもたちへの確かな信頼を持つことができれば、テストがない、宿題がない、「先生」がいないという方針が、当然の帰結になることがお分かりいただけると思う。

そして、同年代の子が同じ格好で一つのところに集まり、予め決められた内容をどれだけ暗記できたかで順位付けするという教育が如何に"非合理的"であるかが理解できると思う。

もう答え合わせをする教育はやめにしませんか?

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