ぽんしゅグリアを買ったのでおつまみ作って本気で楽しんでみた
以前から気になっていたぽんしゅグリアが、渋谷スクランブルスクエアに期間限定で出店していたので、会社帰りに購入してみました。
ぽんしゅグリアは、日本酒を注ぐだけで日本酒カクテルになる、日本酒カクテルの素です。普段日本酒を飲まない方はワインや紅茶、炭酸水を入れていただいても、フルーツカクテルやフルーツドリンクが楽しめます。
今回は、ぽんしゅグリアの「もも」と「バラ」、熱燗用ぽんしゅグリアの「おでんだし」を購入しました。
それぞれに合いそうなお酒とおつまみを合わせて飲んでみます。
1.もも ×「越乃寒梅 灑 純米吟醸」
まずは王道を攻めます。「もも」のぽんしゅグリア × 冷酒。
酒好きにとって、桃と日本酒の組み合わせはもはや定番です。
ぽんしゅグリアを作っているFARM8さんは新潟の会社で、ぽんしゅグリアに使っているお砂糖も新潟の薄荷糖というものを使っているそう。
ということで日本酒も、新潟県から石本酒造さんの「越乃寒梅」をチョイス。
「越乃寒梅」といえば熱燗のイメージですが、こちらの「灑」は冷酒で美味しい純米吟醸です。
おつまみは、さっぱり系とフルーツ系を作ります。
真鯛のカルパッチョ
・鯛をスライスして、レモンエキス入りのEXVオリーブオイル、塩、ドライエシャレット、ピンクペッパー、わさビーズを散らして完成。
Wベリーとブルーチーズの白和え
・水抜きした木綿豆腐とすりゴマ、塩、砂糖、薄口醤油、EXVオリーブオイルをフードプロセッサーにかける。
・お好みのブルーチーズ(今回はダナブルー)とカットしたイチゴ・ブルーベリーをさっくり混ぜて完成。
おつまみと心の準備ができたら、日本酒を注いで、くるくると混ぜて砂糖を溶かしたら、いざ実食。
味は、、、とても美味しいです!
日本酒の甘い部分がブーストされるような感じですね。
フルーツの白和えとはベストマッチです。最高です。
桃が手に入る季節であれば、桃モッツァレラなんかも抜群に合いそう。
カルパッチョに合わせるなら、ちょっと甘すぎる気もします。
ゆずやレモンのぽんしゅグリアで、日本酒少なめに炭酸で割るくらいがちょうど良さそうです。
で、これやってみて分かったんですが、飲む直前に日本酒混ぜるのは悪手ですね。
今回は半分ずつ2回に分けて飲んだのですが、ぽんしゅグリアに混ぜてから時間をおいた方が、フルーツの味がしっかりと出ていて美味しいです。
数時間以上は漬けておくのがいいと思います。
最後は、日本酒を吸ってふやけた桃も食べちゃいましょう。
2.熱燗用おでんだし ×「一ノ蔵 特別純米 辛口」
お次は、熱燗用のぽんしゅグリアです。
熱燗用は「おでんだし」「ゆずぽんず」「寿司屋のガリ」の3種類があります。
どれも美味しそうなラインナップですが、日本酒の出汁割りが好きなので「おでんだし」をチョイス。
鰹節、昆布とおでん風味の顆粒だし(?)が入っています。
日本酒は、宮城県の名門酒蔵「一ノ蔵」の特別純米を頂きます。
おつまみは、熱燗に合わせて和食を2つ作りましょう。
イカの塩辛
・刺身用のスルメイカを捌き、しっかりと水分を拭き取る。
・胴とエンペラーは薄皮を剥いて軽く塩を振り、ざるに置いて冷蔵庫で1日乾かす。肝はたっぷり塩をまぶして冷蔵庫で1日寝かせる。下足は別の料理に。
・肝を酒でさっと洗い流して拭き取り、中身を出して包丁で叩いて滑らかにして、細長く切った胴とエンペラーと混ぜ合わせる。
・1日1回軽くかき混ぜて、3日ほど熟成させたら完成。ゆずの皮を千切りにして散らして盛り付ける。
水菜とお揚げの炊いたん
・出汁、酒、醤油、みりんを火にかけて、適当にカットした油揚げ、しめじ、豆腐を入れて軽く煮立たせる。
・カットして洗っておいた水菜を入れて、しんなりしたら完成。お好みで一味唐辛子を振りかけても美味しい。
日本酒をぽんしゅグリアに注いで、フタをしないで50℃を目標に電子レンジでチンします。
くるくるとかき混ぜて顆粒だしを溶かしたら、いざ実食。
塩辛にも煮びたしにも、よく馴染みます。
熱燗のアルコール感をあまり感じないので、ぐいぐい飲んでしまいます。
鰹節の粉っぽさなのか、若干がザラつく舌触りが少し残念ですが、冬に和食と合わせて飲むにはとても良い商品だと思います。
ヒレ酒のようなイメージで、入っている鰹節を最初に軽く炙っておいたら香ばしくなるのかな、とも思いました。
今度やってみたいです。
3.バラ × フレンチハイボール
最後は「バラ」のぽんしゅグリアで、少し違った方向からアプローチしてみます。
ぽんしゅグリアは、日本酒以外にも炭酸水でジュースにしたり、紅茶でフレーバーティーにするなど、様々な楽しみ方ができるそう。
ということで、コニャック(ブランデー)のソーダ割り、つまりフレンチハイボールを作ってみました。
今回使ったコニャックは、華やかでフレッシュな花の香りが素晴らしいBache Gabriesen 3 Kros。
バラにはよく合うのではと、期待が高まります。
豆乳カッテージチーズとレーズンのカナッペ
・豆乳(牛乳でもできます)を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら火を止めてレモン汁を入れてかき混ぜる。
・数分放置したら、ザルにキッチンペーパーや布巾を重ねて豆乳を流し入れ、水分をよく絞ったらカッテージチーズの出来上がり。
・カッテージチーズに白ワインジャムとレーズンを混ぜ、無煙クラッカーに乗せたら完成。
・見た目が地味なのでセルフィーユなどのハーブを添えてあげるとよい(買うの忘れました)。
スモーク鴨ロース クレソンのレモンマリネ添え
・3cmくらいのざく切りにしたクレソンを、EXVオリーブオイル、レモン汁、塩、粒マスタードで和える。
・表面をバーナーで炙った鴨スモークを切って皿に並べ、クレソンを盛り、レモンを添えたら完成。
・物足りない場合はバルサミコ酢と蜂蜜を煮詰めたソースをつけてどうぞ。
料理の写真が上手く撮れませんでした。
炭酸を注いでからはあまり混ぜられないので、ぽんしゅグリアの瓶にブランデーを入れて、30分ほど冷蔵庫で馴染ませておきます。
薄荷糖やバラにブランデーが染み込んだら、氷を入れてステアし、砂糖を溶かします。
温度差があると炭酸が抜けやすいので、先にお酒とグラスをしっかり冷やしておくのが、炭酸でビルドするカクテルの基本です。
最後にソーダを静かに注いで、下から持ち上げるようにして軽く混ぜたらフレンチハイボールの完成。
さてお味は...... もちろん美味しいです!上品な甘み!贅沢!!
おつまみともよく合います。甘みのある軽めの冷菜がいいですね。
スパイシーな料理や、濃厚な煮込みにはちょっと合わないかも。
ブランデー以外にも、ウイスキーやラム、ジン、ワインなど、いろんなお酒でアレンジできそうです。
おわりに
世間的に、日本酒の飲み方はかなり限定されています。
ワイン以上にカクテルにして飲まれることは少なく、ほとんど冷酒か熱燗でしか飲む機会がないのが実態でしょう。
そんな中、日本酒はもっと自由に楽しんでいいんじゃないかという、そんな提案をしてくれるこの商品は、大変画期的だと思います。
若い世代にもウケるシンプルかつ可愛らしいデザインで、大きさや値段もちょうどよくギフトにぴったりです。
また、ソフトドリンクで作るなど飲み方は幅広いので、お酒を飲めない人や子供も一緒に楽しめるのが素敵です。
皆さんも、ぜひお試しあれ。
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