プレゼントに欲しいのやつだった。
「これ、プレゼントされたら好きになっちゃうわー」
「これ、プレゼントにちょうどいいな」
っていうモノを見つけるのが好きだ。
見つけて、自分がプレゼントされるシーンを妄想してニマニマすることが好きだ。
最近、
「うっわー!プレゼントされたい!!!」
と思っていたリップを自分で購入した。
最近噂の、イヴサンローラン ルージュ ヴォリュプテシャインのno.4とno.15。
これね、それぞれ色に異名があるんですよ!
no.15(手前のピンク)は「プロポーズさせるミルキーコーラル」で
no.4は「女豹の赤リップ」なんだそう。
他にも
「ライバルを出し抜くオレンジレッド(No.16)」
「小悪魔アプリコットレッド(No.12)」
「高嶺の花のウッディローズ(No.17)」
など、面白い名前が付いている。
ほんでな、ほんでな、このリップ、
「婚活リップ」
って呼ばれているらしい。
これを塗ると結婚できるとかできないとかナントカカントカ。
「婚活リップ」を「プレゼントしてほしい」っていうのも変な話だけど。
しかも、イヴサンローランの公式サイトで購入すると、こんなこともしてくれる。
名前を彫ってくれる。
(じぶんの名前がバレて少し恥ずかしい。)
これ、私がイケメンだったら彼女の名前彫ってもらって、特になんでもない日にプレゼントして、彼女が「わぁ!かわいいリップ!私の名前が彫ってある!私だけのリップみたいで嬉しい!」とかわいく感動しているので、「ちょっとかしてみ」と言ってあごクイしながら彼女のかわいい唇にno.15を塗って、彼女が「わぁ・・・マンゴーのにおい」(ヴォリュプテシャインは全部美味しそうなマンゴーのにおいなのである)って言うもんだから、「ん・・・ほんとだ」って言って彼女の唇に鼻を近づけて匂いを嗅ぐが、「ちょ・・・近い・・・よ」と彼女は真っ赤になってドキドキしている。そんな彼女を意地悪な笑顔で見つめてから、そのまま顔をスライドさせて、唇と唇を重ねる。その後、顔を離して彼女の目を見てこう言う。「結婚しよう?」って。
(長い妄想だった・・・)
それくらい素晴らしいサービスだ。
しかし、
「リップの本質は外面じゃない。中身だ。」
というお方もいるだろう。
大丈夫。
中身もすごくいい。
何が良いって、すごく潤うし、薄づきだし、薄づきなのに発色がいいのでとても良い。
私は唇が万年荒れており、「唇の皮が主食です☆」っていうくらい、唇の皮がめくれて、それが口に入る。
時々誤って皮を食べてしまう。
それくらいカサカサなのだ。
今まで、リップを塗ると、カッサカサの唇がさらにカッサカサになるので、全然塗れなかったのだが、これは潤いがとてもあるので、平気で塗れる。
モチも良い。
荒れない。
最高だ。
本当に良い買い物をした。
これ塗って婚活しよ。
そんでもってこれがなくなるまでには彼氏を作り、これをプレゼントしてもらお。
なんてな。
頑張れわたし。