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【広告代理店】被害者の集い|仕事のつぶやき#012

広告代理店が入ることで、コンテンツ(商品)が腐るのを見かけます。
コンテンツを大切にしない広告代理店がいますからね。
今のうちに売っちゃうぞー!大量消費どうぞー!
ウザイわけです。
一過性のブームで終わっていいコンテンツなのかどうか、それを見極めない広告代理店は多い。

被害者は増えていく。

みんな嫌いな広告代理店

過去に会社勤めしていた際に、集まった広告代理店絡みの名刺。
大手さん含めおよそ300枚。

退社時に多くの名刺を処分しました。

それでも手元に150枚近くの名刺が残っています。

広告代理店が嫌われるだいたいのパターン

調子よく営業。
「バンバン広告して売っちゃいましょう」

結果出る。
「ほらねー!もっとガンガンいきましょう、言ったとおりでしょー」

結果出ない。
「そんな商品売れないですよー」

TVショッピングもなんもかんも、このパターンに出くわす確率90%超え。

とにかく会議を求めてくる

営業トークの勢いはすごい。
「面談をー!」「ミーティングどうですかー!」

ほぼほぼ全員がこれなんですが、何をテーマに面談するんですか?

資料もない、何を話し合うかも決まってない。

会議体の設計からおかしくなると思わんの?

そのMTGで何を決めるんだ?

資料が異様に弱い

「〇〇倍に売上が伸びました!」とDMによく書いてあります。

ベースになる1倍がわからないんです。
数字っぽい何かが載っているだけです。

そしてインターネットで調べて出てくるような話が並んでいます。
新規性や強みを全く感じない。

営業時にこれですから、依頼する勇気が出ない。

実際の話

あるクライアントから電話がありました。

「ムジンさんと同じ想定売上を出した代理店がいる。依頼してみてもいいか?」

私「いろんなところと取引して、貴社に良い判断を!」

数日後

「やめましたー」

私「???」

「あまりに調子よく広告かけようかけようと言ってくる。家族にもムジンさんのやりかたのほうが自然だと言われた。」

私が伝えていること

広告運用のサポートを頼まれて、私がよく伝えることがあります。

広告かければ売れるのは当たり前。
広告をかけなくても売れる確信があるなら、広告しても利益をコントロールできる。

広告ってのは経費です。
無駄金になってしまう。
でも広告しないと、誰も知りもしない商品やサービスで終わる。

では、多くの広告代理店のように、売れる理由を作らずに広告が先行するとどうなるか。

悪評が溜まる速度が広告費に比例するのです。

これが都合よく「ゴリ押し」「飽きられた」という言葉にすり替えられます。

全然違う。

万人の評価に対応できる対応力が、そのコンテンツ(商品)に備わっていないうちに、大々的に広告した者の責任があります。

イケてない代理店

イケてない代理店は、ファンでも違和感を受ける商品展開を平気でやります。

実は、商品単体を見て物を売るのは誰でもできます。
薄利多売でもいいからです。

商品パッケージに流行りのキャラクターを貼り付けて、中身はいつもどおり。
これ、どうなんでしょうか?

アパレルであれば、ペラペラの生地の服で1000円以下。
着てすぐ捨てる人にはそれでいい。

ところが本当のファンは、高い値段でも商品価値を感じれば勝ってくれます。
この前、妻の友人の買い物に付き合いました。
「20000円のブラウス」です。
私には価値として3000円に見えます。

本当のファンを育てるブランディング

本当のファンを育てるのは難しい。
多くの広告代理店はやろうともしない。

コンテンツを育てるブランディングをしてくれる広告代理店に、またいつか出会いたいと思うのは私だけではないはず。

何も広告代理店にブランディングをやってもらわなくても、ファンを作ろうという想いが少しでもあれば、ブランディングはあなたでもできます。

コンテンツへの思いやりがあれば、良いところをもっと誰かに伝えようとするものです。

広告書けてバンバン売りましょう!というロジックには、ちーっともならないのですが、どんなもんでしょうかね。



いつもお読みいただき、ありがとうございます。 書くだけでなく読みたいので、コメント欄で記事名入れてもらうと見に行きます。