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辦桌海鹽 で乾杯。 ~ day 545 (2021.01.07)

「 1000枚のビールのある風景 」
1000日間、毎日呑むビールの写真をあげながら、ビールそのものの話だったり、その日の出来事だったりを記事にしてます。
545日目。
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台湾のクラフトブルワリー ” SUNMAI ” がリリースしている、お正月限定ビール #賀啤 のシリーズから、「 辦桌海鹽 」。

名前の由来は後ほど。

英語では、” MAGOU GOSE ” と書かれてます。
GOSE( ゴーゼ )というのは、原材料に塩を使って、乳酸発酵の力も合わせて醸造される小麦のビール。割と好きで、見つけると手に取るやつです。今回も、まさにそれ。

白く濁ったブロンドカラー。ほんのりハーブのような香りとスパイス感。そしてなぜか、レモンの風味。まるで、塩レモンソーダのような、さわやかなビール。

MAGOU は漢字で書くと ” 馬告 ” 。
台湾原産のスパイスのこと。原住民、泰雅族( タイヤル族 )が住む山地の、車では入ることのできないような場所に自生していて、1つ1つ手摘みで収穫されるそうです。
その希少性ゆえに、” 幻の香辛料 ” とも。最近、料理界で注目のスパイスだそうで、その特徴のひとつが、レモングラス の香りなのだとか。
なるほど、それで塩レモン。

さて、このビールの名前「 辦桌海鹽 」について。

「 海鹽 」は、文字通り、海の塩 。GOSE に欠かせない原材料。
このビールに使われているのは、神奈川産の塩。

そして「 辦桌( バンドッ )」は、台湾特有の宴会のスタイルのこと。
常設のお店ではなく、お祝いごとの時に屋外に設けられる臨時の宴席で、数々のおもてなし料理が提供されます。またステージも設けられて、出し物もあったり。
その辦桌を専門にする料理人がいて、総舗師( ツォンポーサイ )と呼ばれるのだとか。
食べきれないほどの量の料理が振る舞われるので、あまった分はお持ち帰り。料理人に敬意を表す、台湾流の礼儀。

その料理人をテーマにした、” 祝宴! シェフ ” というコメディー映画があるそうで、ちょっと気になります。

おめでたいお正月ということで、辦桌の場で呑んでほしいビール、という感じかな、と。
いまの台湾は、どうなんでしょう?辦桌、できてるのかな?

SUNMAI の #賀啤 は全部で4種類。他には、辦桌咖啡( COFFEE PAPPER LAGER )、辦桌桃果( STONE FRUIT WHEAT )、辦桌皮爾森( PLISNER ) があります。

漢字で書かれてるので、なんとなく雰囲気はわかる気がする。
他も呑んでみようかな?

ごちそうさま。

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