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” 根の力 THE POWER OF ORIGIN ” に乾杯。 ~ day 564 (2021.01.26)

「 1000枚のビールのある風景 」
1000日間、毎日呑むビールの写真をあげながら、ビールそのものの話だったり、その日の出来事だったりを記事にしてます。
564日目。
これまでのログは → こちら

今回も、ビールはおまけの回です。最近、ちょっと多いかも?汗

この日に足を運んだのは「 根の力 THE POWER OF ORIGIN 」展。
万博公園にある、大阪日本民芸館で開催されています。

大阪万博50周年記念プログラム。開催された1970年から、現代、そして来たる2025年への見取り図という位置付けの展覧会。

大阪日本民芸館、という存在そのものに改めてフォーカスすることで、初代館長で作陶家の濱田庄司が遺した「根の力」という言葉を、改めて振り返る構成になっています。

会期は 2021年1月11日〜31日で、全3部構成。
世の情勢から、前半の PHASE1、2 はオンライン配信。そして、実際の展示となる PHASE3 は、1月16日〜31日のみ。

ともだちが、行った感想をブログに書いているのを見て、会期中に行っておかねばと。

PHASE1 は「大阪日本民藝館と根の力」。

この企画のディレクター4名の対談で、展覧会そのものの意図と、PHASE3 で実際に目にすることのできる展示についてのお話。

そして、PHASE2は「民芸運動から現代へ」。

初期の民藝運動の中心に居た、河井寛次郎 や 濱田庄司 の直系の孫・ひ孫の世代、それぞれが活躍していることに着目。ディレクターとの対談を通じて、これからの民芸につながるお話。

ということで、予習をしていざ展覧会へ。

万博公園 ということなので、まずはお約束。

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どん!と。この、裏の顔が好きなんです。

前回来たのは、暑い夏の最中。

その時には寄りませんでしたが、大阪日本民芸館 は、好きな場所の一つです。独特の雰囲気に満ちています。

第一展示室には、民芸館の収蔵品からのセレクトに加えて、民芸の影響を受けながら特有の表現で活動している、現代美術の作家の作品が並んでます。

天然のテクスチャーを活かした独特の表情の、矢野洋輔さん の木彫。
自然の造形物と不思議な調和がある、染谷聡さん の漆による造形。
圧倒的な存在感のある、石塚源太さん の漆芸。

それぞれ、民芸・工芸・現代アートが融合して、なんとも言えない空気が漂ってます。

そして、軸原ヨウスケさんと中村裕太さんによる、民藝運動とその周辺を表した相関図を経て、第二展示室へ。

ここは、収蔵品と、書家の 華雪さん 、華道家の 片桐功敦さん との共演。
真ん中に配置された大甕に活けられた、枝垂柳が圧倒的な存在感。

どちらの展示室も普段とは趣が変わっていて、見慣れた空間がまったく違う雰囲気に。

そして第三展示室では、河井寛次郎 とひ孫の 創太 、濱田庄司 と孫の 琢司、バーナード・リーチ と孫の ジョン・リーチ の共演に加えて、壁面には 棟方志功 の壁画と、各地の古来の蓑が配置されています。

こういうご時世なので、来館しているひとも少なく、ゆっくりと時間を過ごすことができました。行っておいてよかった。

家に帰って、晩ごはんの用意の前に、ビールを開けます。

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プレモルの限定版、” ダイヤモンド麦芽 初仕込 ” 。

チェコとその周辺国でだけ収穫される、伝統的な品種を精麦したのがダイヤモンド麦芽。

特別なプレモルで、展覧会の余韻をたのしみます。

ごちそうさま。











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