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百貨店の未来 に乾杯。 ~ day 177 (20200105)

「 1000枚のビールのある風景 」
1000日間、毎日呑むビールの写真をあげながら、ビールそのものの話だったり、その日の出来事だったりを文章にしてます。
177日目。
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阪急うめだ本店の新春工芸市の2日目。

今回はわずか4日間という短い会期。
初売りからバーゲンセールと、お客様のプライオリティが移ろう中、なかなかむつかしい感じではあります。

夕方にちょっと息抜きで、屋上に昇りました。ここから大阪の北側が望めます。ヨドバシカメラが増床したことで、また風景が変っています。

2012年の阪急百貨店のリニューアル後、この屋上広場の存在が意外に知られてないんですよね。梅田のど真ん中で、この開放感はなかなかないですよ。一度お試しを♪

ところで、地方の百貨店の不振があちこちで語られて、ついに徳島県からは存在そのものがなくなってしまうという事態です…

ですが、こうやって売り場に立たせていただいて感じるのは、百貨店というものは日常のそばにあるハレの要素だな、と。

ファッションビルやショッピングセンターとは違うその存在は、生活者にとって欠かせないものではないかな?と思うのです。生活のメリハリという意味から、特に地方にこそ。よいものがあって、おいしいものがあって、ちょっといい格好をして行くところ、として。

なので、過去のビジネスモデルに捉われないで、いまのお客様に寄り添って、よいものを提供することができれば、まだまだ百貨店は必要とされるのではないのかな?と思います。

そんな中、阪急阪神百貨店はまた攻めていきます。

まず阪神百貨店。2021年の全館リニューアルオープンに向けて、東館の工事が本格化しています。一方の阪急百貨店。この春に向けて5〜7階をリニューアル。大阪・梅田がますますおもしろいことになりそうです。

さて、営業が終わって家に帰って、ちょっとよいビールを開けます。笑

以前に呑んだ マスターズドリーム からの派生版。

マスターズドリーム 山崎原酒樽熟成ブレンド 。

ビールのジャンルに、Barrel aged beer(バレル エイジド ビール) というものがあります。その名の通り、ウィスキーなどの蒸留酒を寝かせた木樽に、ビールを詰めて熟成させたものです。
樽に使われている樹種や、熟成させた液種、またその期間によって、ビールの風味が異なってきます。

箕面ビールでは、秩父の イチローズ・モルト の希少な樽をお預かりして、W-IPA や、 Imperial Stout を1年間熟成させたものをリリースしています。

一方、このマスターズドリームは、同じサントリーの山崎原酒を寝かせた樽を使っているそうです。

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樽熟成のビールをそのままではなく、ブレンドとのこと。色合いは通常のマスターズドリームとあまり変わらないようです。
木樽の香りはほのかに香る感じで、もともとのビールとブレンドされることで、甘くもあり、スパイシーでもあり、複雑な香りになっています。

「醸造家の夢」のビールで留まらずに、更に次の一歩を進めようというこの精神は大切。見習わなければ。

ところで百貨店、といえば、この元旦のそごう・西武の広告が話題になってます。

「逆境にあっても前向きに生きる象徴的なお客さま像=『わたし』として、今回の広告の中の主人公としています。私たちは、そうした逆境に負けずに、自分らしさを追求するすべての方々を応援していきたいと考えています」

大切なのは、こういう想いですよね。

ごちそうさま。



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