見出し画像

行き場を失った想いも連れていってよ、


どん底に落ちたときはいつも未来を思い浮かべます。2年後の自分は「あの時こんなこともあったな」と思い返しているだろうと想像すると感情に流された行動をとってはいけないと思うんです。

1年後には自分は笑っていると想像するだけで、マイナスな出来事の渦中にいるときの過ごし方も違ってきます。たとえ内面が伴わなくても表情や立ち振る舞いなどで楽しいと表現できたら、気持ちはあとからついてくると思います。
色んなことを経験した人は強くて優しい。


全てわたしが最近、ずっと心に留めて、何度も何度も頭で繰り返して、自分の中に落とし込んできた大切な言葉たち。


全てこの言葉は、あゆ姉が放った言葉。


バチェラーは友達にすすめられて見始めて、見事にハマった番組だった。
婚活サバイバル番組で今や、かなり人気番組となっているので見ている人も多いと思う。


すごく特別な環境下で1人の男の人を争うのは、わたしが大嫌いなマウンティングはもちろん、嫉妬や憎しみ、選択権が自分にないことから生まれる虚しさや悲しさ、その他たくさんの感情と戦わなければいけない。
携帯も3ヶ月一切触れない過酷な環境だ。



そんな中で最後の最後まで残り、その男性から選ばれて運命を、真実の愛を勝ち取ったのに、男性の心の底にあるもう1人の女性が好きだという気持ちが消えず、お別れをすることになった、あゆ姉はまさに天国から地獄への転落だったと思う。


それでも、彼女はしっかりその事実を受け止め自分の中で気持ちを整理し、この言葉をインタビューで放った。
ただただ、わたしは尊敬という言葉しか思いつかない。



誰かの優しさが皮肉に聞こえてしまうときも、
良かったことだけ思い出したいときも、
出会いの数だけ別れがあることを実感してしまうときも、
今以上を求めるくせに変わらない愛を求め歌ってしまうときも。



全部、人間として生きている限りは当たり前の感情で頑張って手放したりしなくても大丈夫。
それは全て、時間の流れとこれからの自分の未来の過ごし方で変わる、必ず。


たくさんの苦しいこと、悲しいこと、辛いことがここ数ヶ月一気に押し寄せて正直、自分が壊れそうだったけど、やっと自分の中でそれら負の気持ちを少しずつ手放していくことができそうな気がしている。


それは、このあゆ姉の言葉をわたしは心底信じて何度も何度も頭で繰り返してきたから。
何度も繰り返したから知らない間に暗記していた。


誰でも知っている有名人が言った言葉じゃないからこそ、わたしは信じられた。
同い年の女の子が、辛いことを経験した中で放った言葉だからこそ、わたしはドリルで撃ち抜かれたように響いた。



彼女があの辛さの中で自分自身と向き合って、自分の中で気持ちを流して整理出来たことを目の前にして、わたしにも出来るはずだと勇気をもらえた。
はじめて、本当に辛い自分と向き合えたと思う。


世の中の変革期が来ていると思う。
変わらないものなんて、ほとんど存在しない。
みんなが大好きなミッキーマウスだって、顔が変わったんだから。
自分の中に残らなかったものは、運命でも真実でもなかった。ただただ、それだけ。


1年後、きっとわたしは笑っている。
これでよかった、と。



昨日、気付けば6時間電話していた。
そんな大切な人がいるわたしは十分幸せだ。



色んなことが不自由で仕方ない世の中だけれど、だからこそ自分と向き合えていると思う。
時にそれは残酷で辛いけれど、確実にわたしは成長していると信じてすすむだけだ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?