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憧れと目標と

最近バイト先のママさんに
「カイくんゆっくり!後でやる仕事なくなるよ笑」と言われる。

もうこれは一種"病"だと自覚してるし、あんま直そうと思わない。
早い行動が生産性を生むってのはカッコ付けの答えで、本当はサボりたいから。
タスクさっさと片して手ぶらになりたいのよ。

多分この考えは1年間やったバイトや高校時代のハンドボール部の体験が発酵して
できたんじゃないかなって思う。緩急ないとやってられない。

せかせかしてて常に動いてるクロマグロ。そんな自分に嫌気が指すこともあった。


冷静沈着でスマートに、余裕がある人ー。

そんな理想を抱いていたのは今の話でもない。幼馴染みの兄ちゃん。
彼は頭が良くて、いつも落ち着いていた。クール。
何を考えているのかわからなかったし、ちょっと悪いことも彼から教わった。

そんな彼は服飾の道へ進み、今は京都で職人をやってる。

彼だけではなく、振り返れば私の憧れはほとんど「クール」「落ち着いている」の印象。NARUTOの好きなキャラはイタチだったし、好きな色もブルーって答えてた。(クールな人は青好きだと勝手に思ってた)
恋愛に関してもまさしくクールな人とお付き合いをしていた。

最近になって、「一種の自己願望の投写だったんかな…」って思い始めた。
うお。怖。

でもまぁ、こうして大学生になり、好きなようにやってみて、気がつけばそんな人たちとはかけ離れた存在になってた。動く喋る粗雑。

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最近文字からぼんやりと色が見えるようになってきた。それは能力とかではなく、イメージも関係するけれども。

ヒッチを一緒にやった友達は典型的な「オレンジ」な人。
彼自身オレンジを普段から纏っているってのもあるんだけど、活動的でいつもニカっと笑っている様子が晴れを表してる。正確も実直で可愛げがある(2個上だけど)
ワクワクする非日常(民族学でいうハレ)を欲してる人。

空色の子もいる。穏やかな雰囲気、声色の彼女だが、言葉には鋭さがある。
岐阜の空を彷彿とさせるその色には想いとあたたかさが併存してる。
彼女が創るコンテンツからもその色のイメージは伝わってくる。


私は青を欲していたけど、述べたとおり赤の要素が強いみたいで寒色系にはなり得なかった。

たどり着いた色は「紫」。中性的なこの色が今の私を表す。

青とも、赤とも関わり合える中性的な存在。交友関係がその例を象徴しているし、
私の行動履歴をみてくとそれはわかる。

旅、交流イベントへの参加、他分野/大学の潜りは赤。
→先天的な感情、性格丸出しの行動

国際交流やボランティアは青
→なんで?どうして?どうやったら?思考と知性を使った行動

後付けはいくらでもできる。
文学部で平安文学に関するゼミに所属している。
→平安時代における高貴な色は紫、理想 とか
心理学における紫の意味
→特異でありたい、天邪鬼な体質 とかとか。


生きているうちに人は勝手に色づいてくる。染まった~とか言うし。
私らしさとかいう謎の命題背負いながら今日も1日生きました。
これからは、色っぽさも持ち合わせた中性的なヒトになりたい。

ジェンダーフリーな世界創りたいし、二極化ぶっ壊してイシューごとに考えたいし
世阿弥様の仰る幽玄さを私は身につけたい。紫のフォース。

本気の戯言は情緒を表しています。コロナ に負けるな!

ごきげんよう。





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