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【お仕事】『Numero TOKYO』1・2月合併号「男の利き手」町田康さんインタビュー

ただいま発売中の雑誌『Numero TOKYO』2021年1・2月合併号、写真家・操上和美さんによる連載「男の利き手」にて、作家・町田康さんのインタビュー記事を書かせていただきました。

現在連載されている古典をベースとした『ギケイキ』『東海遊侠伝 次郎長一代記』のことを切り口に記事はまとめたのですが、取材では詩歌句についてもあれこれと質問していました。しかし文字数の関係で、詩に関する事柄まで入れきれず無念……。

また記事中で自分は「『ギケイキ』、弁慶がいきなしギャル口調になるの最高に面白いっス!!」的なことを質問に入れましたが、先日、翻訳家・木原善彦さんがツイートされた以下のテキストを見て「あぁ、口調についてもっと質問すれば良かったか……!!」と後悔してしまいました。

(あと『ギケイキ』については、『平家物語』を現代語訳した(俺の推し作家である)古川日出男さんによる素晴らしい書評があるので、未読の方はぜひ)

自分のインタビュー記事はさておき、操上さんが撮影された町田さんの利き手の写真、か〜なりインパクトがあるので、書店などで見かけましたら、お手に取っていただけると(そして脳内で町田さんの声に変換しながら記事を読んでいただけたら)うれしいです。

町田さんの声って、どんな声?」という方は、『町田康のパンク山頭火ラヂオ』を聞くとよろしい&楽しいと思います!

そしてインタビュー記事の中で触れている、BL古典セレクション『東海遊侠伝 次郎長一代記』の連載はウェブで読めます。第1話は全文無料で読めますので、ぜひ。

ちなみに、このBL古典セレクションシリーズですが、これまで左右社さんから書籍化されたものは、装画がなんとも素晴らしいのですよ……。雪舟えまさんが訳された『竹取物語』の装画はヤマシタトモコさんによるものだし……

海猫沢めろんさん訳の『古事記』の装画は、『ワンルームエンジェル』(祥伝社)などの作品で知られる、はらださんによるものだし……

昨年刊行された、王谷晶さん訳の『怪談 奇談』にいたっては、BL界の神さまのような存在の中村明日美子さんが装画を描かれているのですよ!

なので『東海遊侠伝 次郎長一代記』が書籍化されたとき、一体どなたが装画を描かれるのか、すごく気になっています……! 任侠ものなので『百と卍』(祥伝社)の紗久楽さわさんや、『囀る鳥は羽ばたかない』(大洋図書)のヨネダコウさん あたりかしら……と、いまから妄想が止まりませんですわい……。

何はともあれ、書店などで見かけましたら、ぜひお手にとってみてください。どうぞよろしくお願いいたします。

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