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死ぬまでに伝えたいオヤジの小言  「いじめ」

こんにちは。コロナのせいでこの季節眼鏡の曇り度合いが半端ないオヤジです。

今日は、「いじめ」について。

この記事を書こうと思ったのは、息子の言葉がきっかけだった。

「サッカークラブで無視される。。」

という一言。

8月の末に一緒にサッカークラブの見学に行き、「やってみたい!」と言うものだから、9月から加入した。

けれど、数回行って帰ってくるなり

「嫌がられている。」

とのこと。

不思議に思い練習を見学しに行ってみた。

・・・確かに無視されている!?

ようにも見えるしそうでないようにも見える。


「パスもくれないし。呼んでも答えてくれない。」

「邪魔するな!」って言われた。

とのこと。。


少し間を追いてこう質問した。



「どうしたい!?」



この言葉を引き出すのにかなりの間が必要だった。

なぜなら、もし


「やめたい。」


と言ったら彼の自己肯定感が薄まってしまうから。

自分は逃げたというレッテルを自分に貼ってしまうかもしれないから。




彼が答えるまでに数秒間が、親父にとっては、何時間にも思えた。


「・・・・・・練習する。」

「・・・もっとうまくなる。」


彼はそう答えた。




・・・オヤジとしてはものすごく安堵した。というのが本音。

彼もこの言葉を出すためにものすごく頑張ったと思う。


でもよかった。


”じゃあとは、うまくなってみんなに認めて貰おう。”


その言葉の日から、親子の特訓がスタートした。


土日は、クラブの練習以外で3時間。

平日は、約1時間半、朝6時から基礎トレーニングと18時から灯りのあるショッピングセンターの駐車場で1時間に渡る練習。

私が仕事で遅い日は、室内で練習。

こうした二人の秘密の特訓が2カ月を過ぎた試合で出来事。


ついに彼が得点を決めた。それも立て続けに2点。

コーチが歓喜し息子を賞賛。

仲間たちも集まってきた。


久しぶりの彼のまぶしい笑顔。


こっちを向いて手をあげた。

この日から彼はチームの一員となれた。



大人は相手に気を遣うし、コミュニケーションもとれる。

けれど低学年のこどもはむき出しの感情。

思ったことが包み隠さず言葉に出てしまう。

時にいじめと思っていない行動や言葉が、小さな子供の

心を深く傷つけてしまう。


うちの子にとっては、

8歳にして始めた感じた、小さな小さな社会の厳しさだったかもしれない。



でも良かった。


たった2カ月しか経っていないのに、8歳の息子がなんだか大人びて見えた。




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