映画『母性』を見て。
久しぶりの投稿になってしまいました。
いろんな趣味を一気にやっていたら忙しくてnoteが疎かになりました。
今日は映画『母性』を見に行って来ました!
映画のタイトルが『母性』!!そして原作が湊かなえ先生!!一瞬で見に行く!と決めた作品。
初日に行きたかったのですが予定があったので、公開2日目に無事見に行けました。
母と娘の2人の視点から同じシーンなのに言ってることや行動が微妙に違っていて、同じ出来事なのにこんなに感じ方が違うんだと思いました。
戸田恵梨香さんの繊細で微妙な演じ分けが素晴らしかったです。
戸田恵梨香さん演じるルミ子の母親役は大地真央さん。娘に無性の愛を注いでくれて真っ直ぐに大切に育てていて、まさに私にとっても理想な母親像。そしてそんな愛する母に喜んでほしいという気持ちをベースで結婚する相手も選んでしまうルミ子。自分は苦手な感性を持つ相手だったのに・・。
ルミ子の妊娠が発覚した時の表現がなんとも言えない表現で、私はまだ妊娠の機会はないですがこんな気持ちになりそうだな・・とうまい具合に言語化されており、さすが湊かなえ先生だなと思いました。気になる方は是非映画館で確かめて見てください!
そんなルミ子の娘、清佳を演じるのは永野芽郁さん。小さい頃から周りの顔色を伺い察する能力が高い子です。ルミ子の躾を守ったり正義感が強い女性という印象。
清佳5歳頃、ルミ子とルミ子の母親(清佳から見るとおばあちゃん)の3人のシーンで娘の清佳が自分の愛する母親にひどいことを言ったと思ったシーン。状況は違いますが自分の小さい頃にもこんなことあったなと重ねてしまい。泣きながら見ました。母から娘へのコントロール。支配。
自分の気持ちを押し殺して母の思う通りに振る舞う自分と。
そして究極の二択、、、、ルミ子が自分の母を助けるか自分の娘を助けるか。。。このシーンは苦しすぎたし見るのも辛い。。。ううう。(ルミ子の選択は決まっていた。。。)
ほんとに精神がえぐられます。
ルミ子の義理の母親役の高畑淳子さんは強烈です。怪演が素晴らしすぎます。リアルのドキュメンタリーを見てるのかと思うくらい。私はこんな姑いたら確実に何があっても逃げ出します。笑
ルミ子は娘より自分の母親を愛していて、
清佳はそんなルミ子に愛して欲しくて。この作品を見たり、自分が生きてきて感じたことは、親から子への愛より子供から親への愛が強いと思っています。
どんなに無下にされても自分より母親の気持ちを優先してしまう所に。そう感じざるおえないのです。
私はまだ結婚や母親になる覚悟がなくて恐怖さえ感じていてまだ"娘"でいたい自分がいるなと思います。
娘の自分。今後母親になるかもしれない自分。色々考えさせられました。
そして終始泣きながら見ました。心にグサグサくるのです。
いろんな人に見てほしいです!私もまた見に行きます!湊かなえ先生の原作も読もうと思います。
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