事業の基礎分析カリキュラム「Spell」事例紹介
こんにちは。
森健太郎デザイン事務所の森です。
嬉しいニュースがありましたので、「Spell」の事例と共にご紹介させて頂きます。
受講者プロフィール
氏名：高田洸輔
年齢：26歳
居住地：香川県
職業：WEBマーケター/Lステップ正規代理店
内容
昨年の10月に「Spell」のプロトタイプをモニターとして受講して頂きました。
大学卒業後、会社員として働いていましたが、会社の運営方針に納得できず退職。元々起業に憧れており、独立のためのスキルや準備をしていたそうです。
分析をしてみると、高田さんは合理性を追求する理論派で、危ない橋を渡らないタイプでした。
仕事にも彼の強みが出ており、結果を出せないLステップ代理店が多い中で特定の業種にターゲットを絞り受注を獲得していました。ターゲットの選定についても、地域の社会的な背景とクライアントの課題となるポイントをしっかりと押さえていました。
また、市場の動向についても中長期的な視点で捉えており、「今の業態は１０年が限度だろう」という予測も立てていました。
しかし、分析する中で決定的に欠落しているポイントが見つかりました。
年間の目標売上を聞いた際、「1,000万円ですかねぇ。」と答えました。1,000万円の売上が必要な理由を聞いたところ、「なんとなく」というのが彼の回答でした。
さらに、私が違和感を感じたのは、事業の話よりも活き活きと具体的に話すブルーベリーの事でした。
高田さんは、ご実家が農家で農業高校、大学の農学部を卒業している農業エリートでした。
ブルーベリーの味や育て易さに感銘を受け、ブルーベリーの観光農園をやりたいというのが彼の夢でした。
既に趣味で50本のブルーベリーをプランターで育てていました。趣味で栽培するには気合の入った数です。
このような分析のやり取りを基に「Spell」のフィードバックを行いました。
フィードバック
合理的で理論派の彼の課題は、目標とその根拠が言語化されていない事と、どうしても好きな農業と事業とのバランスでした。
趣味よりも収益化をした方が、農業を続けていける可能性は高いです。
ヒアリングする限りでは、お金に頓着しているわけでもないし、上場企業に成長させようとする意志も読み取れませんでした。
であれば、彼の夢であるブルーベリーの観光農園を具現化する為の目標設定と、Lステップ代理店の事業をリンクして考える事で、メイン事業の目標と行動計画の設定をするというプランを書きました。
「Spell」で分かったこと
高田さんの場合は、自分がやりたい事と仕事を良くも悪くも分けて考えられる方でした。そのため、事業の目標や目的が「何のために」という川上の部分が不明確でした。「何のために」が分からない目標に対して人は努力できません。
彼の場合は、農業が彼の人生にとって失えないものだという認識が持てた事で、農業にかける時間やお金から逆算して、事業計画を再構築しました。
「どうやったら儲かるか」ではなく「何が欲しいか」をSpellで導き出したのです。
その後のうれしいニュース
３月の下旬。高田さんから連絡がありました。
４月に株式会社を設立するのでご挨拶をさせて欲しいとの事でした。
法人化？あれから半年も経ってないけど？と状況が呑み込めませんでした。
聞けば、その後も事業は順調にスケールし、製作やディレクション以外の業務を任せられる共同経営者と出会った事で法人化までの道筋が出来たのだとか。
目標の売上を聞いたところ、間髪入れずに具体的な数字を自信を持って答えていました。
これも「Spell」の結果。と言いたいところですが、事業に関してだけ言えば、遅かれ早かれ事業拡大はしていたと思います。
うれしいニュースというのは株式会社設立だけではありません。
農業について聞いたところ、こちらも合同会社として法人化する予定なのだそうです！
今は本業の会社を軌道に乗せることが優先なので、農業は時間を減らしているようですが、ブルーベリーの花が咲いていてスズメバチが来て困っているという話を楽しそうにしてくれました。
自身がやりたい事を言語化した事で、他人が得意な分野の仕事をアウトソーシングして得意領域に時間を割く為のタイムマネジメントが出来るようになっていました。
高田さん。いや高田社長。会社と農業で地域を盛り上げる旗を立てていってください。
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ＬステップはLINE公式アカウントを拡張した、マーケティング、集客のツールです。
高田さんは士業の顧客管理や中規模飲食店の集客実績があるLステップ正規代理店です。
導入費用もお手頃ですし、顧客のデータをフィードバックして対策を指導してくれるのが強みになります。
また、高田さんは合理的でエビデンスがある事を好みますので、その集客手法が効果的かを検証し、有効なアドバイスをくれると思います。
士業や店舗運営で、顧客管理や集客に課題を感じておられる事業者様は、ぜひ高田さんにご連絡ください。
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