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菜の花も菜花の違い


《菜の花》 菜の花はアブラナ科アブラナ属に属する花のことで、特定の植物を指す名称ではありません。菜種、白菜、小松菜、 キャベツ、かぶ、ブロッコリー、ザーサイなどが当てはまります。 様々な野菜が菜の花に分類されますが、一般的に菜の花として出回っているのは菜種です。2〜3月に旬の時期を迎 え、小さなつぼみがたくさんついた菜種が店頭に並びます。
《菜花》 菜花は菜の花の種類のひとつで、食用に品種改良されたものです。和種と⻄洋種があり、それぞれ食べる部位が異な ります。和種は花茎、つぼみ、葉を食べるのに対し、⻄洋種は花茎と葉を食べます。どちらも独特なほろ苦い味わい があるのが特徴と言われています。

菜花の選び方


花が咲くと、えぐみが出てくるので、つぼみのうちが食べ頃です。蕾が密集していて、そろっているものや葉や茎が やわらかく、切り口もみずみずしいものがおすすめです。束ねて売られていることが多いので、葉も茎も詰まったも のを選ぶといいでしょう。 


菜花の保存方法


《冷蔵庫》
1濡らした新聞紙やキッチンペーペーで包む 菜花は濡らした新聞紙で全体を包む、もしくは濡らしたキッチンペーパーで根元を包んでからポリ袋に入れます。半 分に切ったペットボトルなどに立てた状態で、野菜室で保存すると⻑持ちします。 2水を入れたグラスなどに挿して保存 グラスなどに3cmほどの水を入れて菜の花を挿し、上からポリ袋をかぶせて輪ゴムで留めてから、冷蔵室で保存する のもいいです。そのまま室内に置くと温度が高く、水を吸って花が咲きやすくなるので、⻑持ちさせたい場合は必ず 冷蔵室に入れて保存するのがよいでしょう。
《冷凍庫》
1生のまま冷凍 菜の花はそのまま向きをそろえて冷凍用保存袋に入れて冷凍します。向きをそろえておくと、使う際に取り出しやす く、茹でるときも根元からそろえて入れられるので茹でムラがありません。 食べるときは、凍ったまま熱湯に根元から入れて茹で、水にさらせばおひたしになります。また、凍ったまま炒め物 などに使うこともできます。
2茹でてから冷凍 菜の花は軽く塩茹でをして水けを絞り、使いやすい量ごとにラップで包んでから、まとめて冷凍用保存袋に入れて保 存することもできます。茹でる際は、塩をひとつまみ入れた熱湯に、先に茎の部分を入れて30秒、その後葉のほうま で入れて30秒というように、硬めに茹で上げるのがいいでしょう。

菜花の栄養


菜の花は緑⻩色野菜の一種で、栄養価の高い野菜です。ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれており、その 中でもビタミンCの含有量は野菜の中ではトップクラスと言われています。ビタミンCには美肌効果や風邪予防などの 効果が期待できるとも言われています。また、アブラナ科の野菜にだけ含まれているイソチオシアネートはがん予防 に効果が期待できると言われています。
《免疫力高めるビタミンC》 ビタミンCはコラーゲンの合成にかかわるビタミンで、ストレスから体を守る働きをします。活性酸素を消去する抗酸 化作用があり、動脈硬化の予防にも効果があると言われています。また、皮膚のシミやしわを防ぎ、傷や炎症の治り をよくする効果や免疫力を高める効果も期待できるとも言われており、積極的にとりたい野菜のひとつです。 《ビタミンE》 ビタミンEは油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつです。また、抗酸化作用がある栄養素で、老化を防ぐビタミンと言 われています。体内の細胞膜や、LDLコレステロールの酸化を防ぐとも言われています。

おすすめの食べ方


1油と一緒に調理する 菜花に含まれている脂溶性ビタミンのβ-カロテンやビタミンE、ビタミンKは、油と一緒にとることで吸収率 が上がります。菜花を料理に使うときは、定番のおひたしや和え物のほか、炒めたり、天ぷらなど油を使った 調理法も試してみてください♪ 普段からおいしいと感じる調理法が、意外と栄養面からみても理にかなっていることがあるようですね。 2電子レンジを使う 水に流出する性質がある水溶性の葉酸やカリウムは、電子レンジを使うことで栄養が流れでるのを抑えられま す。和え物やおひたしなどで「ゆでる」代わりに使うときは、流水にさらさずザルにとって冷ますと良いでし ょう。

菜花の薬膳効果


血液の滞りを散らし、腫れ物を取り除く作用がある。 免疫力を高めて風邪を予防し、食欲不振、消化不良を解消する。 帰経は、肝肺脾。辛温性がある。
《おすすめな人》 ・おでき・吹き出物ができやすい方、活血作用もあるので産後の回復期にオススメです。

菜花の簡単レシピ(2人分)


・菜花1p
・豚ロース肉8枚 ・醤油麹大さじ1 ・みりん大さじ1 ・生姜おろし小さじ1
《作り方》
1菜花は1分ほど塩茹して水気を切る 21の菜花を8等分し、豚ロース肉で巻く 3熱したフライパンに境目を下にして入れ焼く 4火が通ったら一旦お皿に取り出し、調味料を煮詰める 5お皿に菜花を巻いたお肉を乗せ、その上に4のタレをかけて完成
《栄養価》1人あたり ・エネルギー212kcal、たんぱく質23.3g、脂質8.1g、炭水化物9.1g(食物繊維2.7g、糖質6.4g) 食塩相当量1.3g


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