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食養生の基礎知識(症状別対策とケア)7

症状に合わせて薬膳、栄養学、生活習慣などを載せていきます。
今の症状と体質タイプを見て、症状の原因を見て調整して症状を緩和していきましょう。
今回は「眠気」です。前回の不眠とは逆の症状です。

【眠気】
眠気の原因として、虚弱体質、消化器官が弱い、疲れや睡眠不足があげられます。
この眠気は、生命エネルギーの源の「気」が足りなくなって脳に必要分が巡らないことや体の冷えから起こるとされています。

《共通セルフケア》

  • 脂っこいもの、甘いものを控える。

  • よく噛んで食べる。

  • 体を冷やさないようにする。

《気虚・陽虚タイプ》※気虚の症状に冷えがあると陽虚といいます。
生命エネルギーの源の「気」が不足することで、活動する力が足りなくなって眠くなってしまいます。また体を温める力も弱くなるため眠くなります。

症状
やる気が出ない、カゼをひきやすい、手足の冷え、食後すぐに眠くなる、胃下垂など

対策
「気」を補う
  ↓
気を補う食材
うるち米、もち米、山芋、さつまいも、じゃがいも、大豆、枝豆、かぼちゃ、アスパラ、さやいんげん、とうもろこし、しいたけ、舞茸、いわし、うなぎ、えび、鮭、さば、まぐろ、牛肉、豚肉、鶏肉、甘酒、ぶどう、もも、なつめなど

陽虚に良い食材
羊肉、鹿肉、えび、まぐろ、くるみ、にら、ねぎ、らっきょう、八角、赤ワインなど

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、生もの、冷たいもの

《水滞タイプ》
体に余分な水分がたまり、巡りをつかさどる「脾」に負担がかかることにより、「気」の巡りが悪くなり、脳に必要な栄養が行き渡らなくなってしまうことから眠くなります。

症状
むくみ、体が重だるい・倦怠感、軟便・下痢しやすい、めまい・吐き気、アレルギーがあるなど

対策
「津液」の巡りをよくする
  ↓
体の余分な水分を取り除く食材
とうもろこし(特にヒゲ)、冬瓜、なす、もやし、レタス、すいか、小豆、大豆、黒豆、緑豆、アスパラガス、きゅうり、あさり、鴨肉、昆布、海藻類、ウーロン茶、プーアル茶、紅茶、ココア、コーヒー、緑茶など

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、アルコール


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