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食養生の基礎知識(症状別対策とケア)19

症状に合わせて薬膳、栄養学、生活習慣などを載せていきます。
今の症状と体質タイプを見て、症状の原因を見て調整して症状を緩和していきましょう。
今回は「肌の乾燥」です。

【肌の乾燥】
肌の乾燥は空気が乾燥する秋頃から気になるかと思います。
空気の乾燥とは別に体の潤いが不足し、毛穴から皮膚を潤すことができないことで症状が出ることがあります。
体の外からの保湿以外にも食材を使って体の中からも肌のコントロールをしていきましょう。

《共通セルフケア》

  • 辛いもの、刺激物、アルコールを控えましょう。

  • 保湿を心がけましょう。

  • しっかり睡眠をとる。

《気虚タイプ》
「気」が「血」と「津液」を体中に分配する役割を担っているのに、その分配役の「気」が足りないことで肌を潤すことができなくなることで乾燥します。

症状
やる気が出ない、カゼをひきやすい、手足の冷え、食後すぐに眠くなる、胃下垂など

対策
「気」を補う
  ↓
気を補う食材
うるち米、もち米、山芋、さつまいも、じゃがいも、大豆、枝豆、かぼちゃ、アスパラ、さやいんげん、とうもろこし、しいたけ、舞茸、いわし、うなぎ、えび、鮭、さば、まぐろ、牛肉、豚肉、鶏肉、甘酒、ぶどう、もも、なつめなど

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、生もの、冷たいもの

《血虚タイプ》
「血」が少なくなってしまうことで、肌に栄養と潤いを与えることができなくなり乾燥してしまいます。かゆみがでることもあります。

症状
顔色が白っぽい、土気色っぽい、めまい、肌の乾燥、不眠、生理不順など

対策
「血」を補う
  ↓
気を補う食材
黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、ほうれん草、人参、しめじ、パセリ、レタス、プルーン、ライチ、牡蠣、あさり、いか、たこ、うなぎ、かつお、鮭、鯖、ブリ、まぐろ、ひじき、牛肉、豚肉、鶏卵、レバー、アーモンド、カシューナッツ、なつめなど

⚠控えたい食材⚠
冷たいもの、生もの、油っぽいもの、甘いもの、生もの

《陰虚タイプ》
体を潤す水が不足することで「陰液」が不足し、肌もカサカサになって乾燥してしまいます。

症状
ほてり、のぼせ、皮膚や目の乾燥、寝汗、不眠など

対策
「陰液」を補う
  ↓
陰液を補う食材
山芋、黒豆、アスパラガス、おくら、エリンギ、かぶ、人参、ほうれん草、百合根、いか、牡蠣、貝柱、かに、くらげ、スッポン、ぶり、豚肉、鴨肉、白・黒きくらげ、鶏卵、チーズ、ヨーグルト、クコの実など

⚠控えたい食材⚠
香辛料、薬味野菜(生姜、ねぎ、唐辛子、にんにく)などの「辛味」の食材や桃、紅茶、生姜、酢、味噌など


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