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食養生の基礎知識(症状別対策とケア)10

症状に合わせて薬膳、栄養学、生活習慣などを載せていきます。
今の症状と体質タイプを見て、症状の原因を見て調整して症状を緩和していきましょう。
今回は「かぜ」です。かぜといっても症状のではじめです。かぜかな?と感じた時に早めの対処ができるようにしましょう。

【かぜ】
かぜかな?思ったときにすぐ対応することが大切です。時間がたってしまうとどんどん悪くなり、症状が悪化してしまいます。悪化してしまうと回復まで時間がかかってしまいます。
気虚のタイプの人は鼻づまりや発熱はあまりないけれどゾクゾクする悪寒がするかぜにかかりやすい傾向があります。陰虚タイプの人は、発熱がひどくドロッとした黄色の痰がでやすい傾向があります。

《共通セルフケア》

  • しっかり睡眠をとる。

  • 体を温める。

  • 消化がいいものを食べる。

消化にいいものにはお粥など

(消化も「気」を消耗することになるので、消化にいいものを食べて、水分補給もしっかりする。)

《気虚タイプ》
「気」は体を防衛する働きがあり、その「気」が不足することで、体内に外から入ってくる体に悪さするものが入ってくるのを防ぐことができなくなってしまう。

症状
やる気が出ない、カゼをひきやすい、手足の冷え、食後すぐ眠くなる、胃下垂など

対策
「気」を補う
  ↓
気を補う食材
うるち米、もち米、山芋、さつまいも、じゃがいも、大豆、枝豆、かぼちゃ、アスパラ、さやいんげん、とうもろこし、しいたけ、舞茸、いわし、うなぎ、えび、鮭、さば、まぐろ、牛肉、豚肉、鶏肉、甘酒、ぶどう、もも、なつめなど

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、生もの、冷たいもの

《水滞タイプ》
余分な「湿」があることで、かぜの症状が治りにくくなってしまいます。夏や梅雨などのジメジメした季節のかぜに多く見られます。

症状
むくみ、体が重だるい・倦怠感、軟便・下痢しやすい、めまい・吐き気、アレルギーがあるなど

対策
「津液」の巡りをよくする
  ↓
体の余分な水分を取り除く食材
とうもろこし(特にヒゲ)、冬瓜、なす、もやし、レタス、すいか、小豆、大豆、黒豆、緑豆、アスパラガス、きゅうり、あさり、鴨肉、昆布、海藻類、ウーロン茶、プーアル茶、紅茶、ココア、コーヒー、緑茶など

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、アルコール

宜しければサポートを宜しくお願い致します。全ての妊婦さんと赤ちゃんが健やかに過ごせますように。