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選択的夫婦別姓について思うこと

こんにちは、MK妻です。

少し前のものですが、こちらの記事を読みました。私なりに思うことがあったので、noteに記したいと思います。

選択的夫婦別姓、たまにニュースで取り上げられるこの問題。私はその時は気になって色々見たり聞いたりしますが、その後は興味が薄れてしまって忘れてしまうくらいなので、この問題に強い思いがあるわけではないです。

でも今回この記事を読んで、心の奥にほんの少し引っかかっていたことを思い出しました。


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こちらの記事では、ある女性に実際にあったことが漫画で描かれています。内容は、

結婚を考えているパートナーがいるが、姓を変えたくないと思うようになった。そのことを彼に伝えたところ、彼自身の会社での立場、世間体を気にして受け止めて貰えない。女性が姓を変えることが当然視されていることに疑問を感じている。

といったものでした。

私は数年前に結婚して、夫の姓に変わりました。その時も今も特に大きな抵抗感はありません。
でも、もし結婚時に、選択的夫婦別姓が制度化されて一般的なものになっていたとしたら、夫に同じように相談をしていたかもしれない、と思うある理由があります。


その前に、この記事を読んだ後、せっかくなので我が夫にも聞いてみました。

私「夫婦別姓にしたいと言ったら、どうする?」
夫「え、、扶養とか大丈夫かな?」
私「それもちゃんと制度化されたとしたら?」
夫「飛行機のマイルは統一できる?」
私「それも手続きが簡潔になったとしたら?」
夫「そうか、まぁ、それなら…」

うん、なんかこのまま押せばいけそう(笑)でも実際には、実家や義実家を巻き込むことになるので、難しいだろうな。

尚、私は結婚して仕事を辞め、夫の扶養に入ったこと、また、新婚旅行でパスポートの名前を変えていなかったので、マイルの統一に手間がかかったことを思い出したことから、このような会話になっています。

突然聞いた私が悪かったですが、ちょっとテンパったようです^ ^;今はシンガポールに住んでいるので、扶養とか関係ないですし。因みにシンガポールでは、夫婦別姓が認められています。(※イスラム教徒は独自のルール)

その後詳しく話すと、夫自体は、夫婦同姓へのこだわりはあまりないようですが、やはり世間体は少し気になるようでした。


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私が、選択的夫婦別姓を選ぶかもしれなかった理由。それは、旧姓での姓名判断がめちゃくちゃいいのです。
姓名判断かい!と思われるかもしれませんが、そうではないので、もう少し書き進めさせて下さい。

私の名前は、父がつけてくれました。姓名判断もたまたまではなく、私の人生がより良いものになるようにと、しっかり考えてくれたようです。

そんな父は、10年ほど前に亡くなりました。10年経つと、父の面影も思い出も遠くに感じるようになってしまいました。一方で、当時の寂しさや後悔の念は強く残っていて、父のことを思い出すと今でも苦しくなります。出来れば父との楽しい思い出を沢山思い出したいのに。


もし選択的夫婦別姓が導入されていたら、結婚しても旧姓のままにしていたかもしれない理由は、ここにあります。父の私にかけてくれた想いを大事にできるのではないかと思うからです。そうしたら、名前という一番身近なもので、思い出を残しておけるような気がするのです。

選択的夫婦別姓の反対派の意見としては、夫婦同姓だと家族として一体感が生まれ絆が深まる、また仕事上不都合が生じる人は、職場では旧姓を名乗ることが一般的になってきているので、わざわざ制度化する必要がないというものでした。

確かにそう思われる方の気持ちも分かります。私自身は、姓が違っても、同じ時間を一緒に過ごしていれば家族の絆は深められるのではと思うのですが。そして、対外的には旧姓で通せばという意見は、私の場合それだと、守りたいものが何なのかよく分からなくなってしまいます。

私のような消極的な思いとは違って、自身の名前にアイデンティティを感じていたり、強く旧姓にしたいと望んでいる人がいるのなら、選択的夫婦別姓は導入されてもいいのかなと思います。


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冒頭で紹介した記事の中で、夫婦別姓にしたい理由は人それぞれだと書いてありました。

私のように姓が変わることに抵抗はないけど、もし簡単に夫婦別姓を選べる世の中だったら、自分の名前を残す選択をする人が他にもいるんじゃないでしょうか。

そんな風に思っている人がいるということを頭の片隅にでもチラッと置いといて頂けると、嬉しいです。



最後になりますが、めちゃくちゃ良い姓名判断によって、私の人生はどうだったのかということは、ここでは掘り下げないでおこうと思います(笑)。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました😊

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