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老後という未来

矢崎滋さんの近況についての記事を読んだ。

人生フルーツのような老後はうらやましいが、全ての人がそうなれるわけではないだろう。しかし、美しいことは明らかで、そうなりたいとあこがれるのは私も同じ。理想は理想として、現実での選択肢はもっとたくさんあってよいと思うし、それが広く知られることで生きやすくなる人が多いのではないだろうか。

矢崎滋さんの生き方を知り、一番うらやましいと思ったのは必要とされなくなったと感じたときに自ら身を引くことを選べたことだ。私はきっと60歳になったときに、そのあと生きていけるだけの貯蓄はないと予想している。そうなったら、必要とされていなくても、若い頃より待遇が悪くなっても、頭を下げて働かせてもらうしかない。

月に15万円のホテル宿泊費を払うほうが、低家賃の一軒家に住むより結果的に安く生活できるという判断力があることもすごいと思った。地方なら月7万円で生活できるという話が、同じ日にTwitterで流れてきたけど、地方で一軒家を借りて暮らしたら月に30万円はかかるという矢崎さんの計算のほうが現実的なのではないかと思った。

暮らしに何を求めるかによるけど、家事全般を自分ではやりたくなくて、そこそこお金はある人にとって、地方のホテルで暮らすというのは選択肢としてありなんじゃないかな。

生き方が周りから見て美しくなかったとしても、自分なりに納得して生きている人の姿から学ぶことはとても多いと感じる。老後という未来を考えるとき、いろんな生き方があるということをもっともっと知りたいと思う。

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