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なぜ食べるのだろう?

食事をする時間がもったいないから、栄養補給する飲み物のみを食事にしている人の話を見かけた。病気などではなく、個人の意思としてそうしているそうだ。

食事の目的が死なないための栄養成分を体に入れるためだと考えると、最低限の目的は果たしていると思う。
自然の素材(野菜や肉や魚)には未知の栄養成分があるかもしれず、それを摂取することが健康に生きる上で重要な可能性があるため、サプリメントで食事を済ませるのではなく、素材から作ったものを食べたほうがよいという考え方もある。そのため、飲み物だけの食生活が将来的に影響が出てくる可能性も否定できない。

全く健康に影響がなかったとしても、私は飲み物やサプリメントだけの食生活を自ら選ぼうとは思わない。おいしいものを食べることは幸せだと思うし、初めて食べたものがおいしかったときはうれしいし、無駄な時間だとは思わないからだ。

しかし、毎日きちんと料理をしているわけではないし、おいしいものを食べ歩いているわけでもない。

朝昼夜を毎回手作りしている人から見れば、食事(の準備)にかけている時間は少ないし、食べ歩きを趣味としている人から見れば、おいしい飲食店を全然知らない。

こだわりの食生活をしている人からすれば、飲み物だけの人も私も五十歩百歩なのかもしれない。

何を基準にするかで見え方は変わってくる。「あなたとは違うんです!」と叫ぶことはあまり好きではないが、私は食べることを軽視しているわけではないとアピールしたくなる。矛盾。

なぜ食べるのだろう?
その答えは、おいしいからとか、本能だからとか、シンプルなことにしておこうかな。いろいろ考えた結果、そう思った。

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