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スキップ

私が子どもの頃に学校が長期休校だったら、どうだったのだろうと考えたこと。

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私が幼稚園に通ったのは年長組の一年間だけ。特に深い理由はなく、親が幼稚園なんて一年も通えば十分だという考え方だったかららしい。妹と弟は二年間通ったけど…。

遠いむかしのことで、行事でもない幼稚園の日常のことだけど、覚えていることがある。
みんなでスキップをしているときに、先生に声をかけられて、やり方が違うと教えてもらった。どういうふうに違ったかは全く覚えていないし、ちょっと教えてもらっただけてできるようになったので、単純に正しいやり方を知らなかっただけだったのだろう。

専業主婦の母親に育てられたので、親と一緒にいる時間は長かったはずだが、プロ(幼稚園教諭)の目だから気づけたことなのかなと思う。このことは、本当に感謝している。

スキップできなくても死ぬことはないけど、できないことを笑い飛ばせるほどのメンタルを持つ小学生ではなかったから、きつかったと思う。そして、「スキップするほどうれしい」という言葉に過剰に反応してイライラする人になっていたかもしれない。

幼稚園は義務教育ではないけど、みんな平等にプロの目で見てもらえるという点で、幼稚園も義務教育の学校も意味があるのではと思う。少なくとも私が育った時代と家庭環境では必要なことだった。学校大好きなタイプではなかったけど、今思えばあってよかった。

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