不満も不安もあります

J-WAVEのトモラボを聞いていて、特に不満がなく暮らしている若者が少なくないのではという話があり驚いた。実際に「不満がない。」と思っている人がどのくらいいるのかはわからないけど、番組内の話の流れでは、ごく一部の富裕層だけの話ではないようだ。

藤原しおりさんが現在の自分の状況に対して「特に不満がないんですよねぇ。」と話されていた。不満がないから選挙に行かない人がいるのではとのこと。今までの私には考えられなかった理由。知れてよかった。選挙に行かないのは、どうせ変わらないと諦めている人なのだと思っていた。#トモラボ813 https://t.co/lslJhpULll

— kaoru (@buku_r) October 3, 2021

私は生まれてからずっと不満があると言ってもいいくらいなのに。死にたいほどつらいわけではないけれど、納得いかないことが常にある。

私が不満がない人のことを想像できなかったように、不満がないひとは不満がある人を想像できないのかもしれない。だから、こういう不満があるのだと発信していくことが大切なんじゃないかと思った。あなたにとって有利なしくみが私にとって不利なしくみな場合もある。それを伝えなきゃ。

私には不満だけじゃなくて、不安だってある。今後、衣食住に困らず生きていける確信が持てない。ちょっとでも転んだら、転がり落ちてしまいそうな不安定さを感じる。安定している人なんていないのかもしれないけど、派手に転んでも立ち上がれる体力（資産など）の差はあると思う。

不満がない若者は不安もないのだろうか。このまま続いていく道を歩いていって、未来は明るいと確信できているのだろうか。そう思えるのは、なぜなのだろうか。不満や不安がある人のことをどう思っているのだろうか。これは怒りではなく、素朴な疑問。

文句を言うという意味ではなく、よりよくするための手段として、不満や不安がある人は伝えていったほうがいいし、それを聞こうとする気持ちを忘れずにいたい。