第2部までの内容は一般常識として備えておきたい N・グレゴリー・マンキュー 『マンキュー経済学I ミクロ編』

(2020年の25冊目)通勤時間が消滅したので重くて持ち歩きに困る積ん読を片付けるモードに入っている。で、だいぶ長いこと読みかけにしていたマンキューの経済学の教科書を。新書の5倍ぐらいの厚みだが、読みやすさにかけては新書ばりのリーダビリティだと言えるだろう。読み通せる(といいつつ、自分は後半はかなり読み飛ばしてしまったが)教科書であり、教育的効果も高いのでなんか勉強したくなってみた社会人にオススメできる本かもしれない。とくに第1部(経済学という学問の根幹的な考え方の解説)と第2部(市場のメカニズムの基礎解説)までは抑えておいて損はない。本書で学べる知識は、昨今の市場の動きを読み解くのにも役立つし、またニュースの見方も変わってくる。というか、最近の市場関係のニュースは経済学の教科書にでてくる題材のようなものが多い、という逆説めいた状況であるのだが。たとえばマスクとか。

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