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砥上裕將 線は、僕を描く(講談社文庫)を読んで

今回の作品は、今年映画でもやっていた「線は、僕を描く」です。抽象的感覚派読書感想文を書いていきます!

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この作品は水墨画をテーマにした、生きることを説いた(描いた)作品でした。メフィスト賞受賞作ですが、スッキリと何の緊張も要らず安心して読める珍しい物語でした。

主人公の青山霜介は大学の友人の紹介で水墨画の展示会の設営アルバイトに行き、そこで水墨画の巨匠と言われる老人から素質を見出されて、半ば強引に内弟子になります。霜介はある出来事をきっかけに生きる力を失っていましたが、水墨画や周囲の人たちとの交流を通じて活力を得ていく青春の物語です。

王道のエンタメ小説で面白かったです!物語の序盤から主人公に感情移入でき、水墨画についての蘊蓄や作品を作る心をこれでもかと描写してくれています。

この作品は日本の伝統料理のおでんの具一つ一つ拘った料理に例えられます。日本人の舌に合う昆布出汁や、多くの人と一緒に鍋を囲むこともできて心身ともに温まる感覚を抱きました。本を読んで安心して面白いハートフルな作品を読みたいときは、こちらの作品をオススメします!

これで今回の読書感想文を終えます!

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僕の作品もありますので、良ければご一読お願いいたします!

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