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キャリアの分岐点について


幼少期からの内的なモチベーション

今日はある作家の人と話す機会がありました。元々企業勤めをされていた方で、今は英語関連の書籍を多数書かれている人です。作家として独立されていたきっかけを聞いたところ、特に目的を持って独立された訳では無かった様です。昔から好奇心や探求心が強く、勉強や生活において面白いと思った事を掘り下げていて、サラリーマンになった後も会社の事業や仕事に必要であった英語をドンドン探求されていたという話でした。

目の前の機会に奮闘する

仕事に対して探求すると聞くと簡単に感じますが、僕達その他大勢のサラリーマンと同じ様に、色々と不条理な事も多かったのだと思います。海外本社とのやり取りが多いと思って外資系に入ったのに、入れられた部署は国内のスタッフだけで完結してしまう所だったり、製品開発の事業部へ異動になった後は、社内で前例の無い開発業務に取り組む為、競合他社のパンフレットを眺め、日夜あたまを悩ませていたという話でした。また、他の日本人スタッフが英語がそれ程上手くないので、ボランティアで英語の勉強会やワークショップの開催を頻繁に行ったという事でした。それでも後から振り返ると、そこで逃げずに向き合った経験の積み重ねが今の作家の仕事に繋がっていると感じていて、スティーブ ジョブズの有名なスピーチである"Connecting The Dots(点と点をつなぐ)"を引用されていました。人間というのは中々、先の見えない事に対して夢中(集中)になるのは難しいですが、仕事や何かの機会に対して同じ時間を使うのであれば、真剣に取り組んだ方が未来の可能性に繋がるという事を改めて感じました。

目的志向の危険性

今回この様なお話を聞けたのは、僕自身のキャリアや人生に対する悩み相談的な所からでした(結構軽いテンションではあったのですが 笑)。その中で思ったのは、マルチタスク的に何か社会課題に取り組めないかとぼんやり考えていて、どこに向かっていくのが良いのか(正しいのか?)といった視点を持っていましたが、この方の話にあった通り、自分が元々内に秘めた好奇心や探求心に基づき経験を重ねる先で自ずと見えてきたり、転がってくる機会を逃さない様にする事が、結局自分の幸せなキャリアや人生の構築に繋がるのでは無いかと感じれた今日の対談でした。

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