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退職後の近況記録(2018年8月~10月)

昨日はおおよそ一年ぶりに左京区は北白川付近のおいしい店「おおきにや」さんに行ってきた。
マスターや店員さんはよく覚えてくれていて、ひさしぶりにおいしいものと楽しい晩餐を過ごしました。

さて、退職後ここまで一つのコンサルに落ち、一つの広告会社に落ち、

「負けた事が無い」
(負ける勝負をしていない)

が自分自身で売りだった小さな心が打ち砕かれそうになった9月頃。
世の大学生(自分は中退しました)の就職活動ってこんなに大変なんだなと、同級生たちがあの頃こんな屈辱と戦っていたんだなと、37歳になって初めて勉強できるきっかけとなっておりました。

この頃には
「もう、どうせやったら何か新しいことをやっているおもしろそうな企業に応募してみよう。それでも何か得るものはあるだろう」
と、もはや当初の目的から徐々に遠ざかっていく自分の行動に気づかず、ある意味で日々が新鮮でノンストレスになっている状況でもありました。

前職場の退職金なるものが入金された9月中旬のある日のバイト先、休憩時間のストレッチャーの上で。(この施設の仮眠はストレッチャー上でした)

よし、旅にでよう
ほぼ行ったことのない地域にしよう
よっしゃ、鹿児島に行こう

と、思いたったが吉日男なので、そのままスマホで往路の鹿児島行き飛行機のチケットを確保。
翌々日の神戸空港より鹿児島へ~~
3泊4日の旅で薩摩藩士のオーラをまとって帰ってきたもす。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1179042595605994&id=100005007932049


この少し前、就職エージェントで応募した、東京の医療経営コンサルが1社興味を示してくれ、都内某区へ遠征することが決定。加えて「おもしろそうな」事業をされている病院があったので同時に見学に行くことになりました。

まずは、コンサル
ここでもトラブル、というか世間知らず爆発がありました。
「クールビズ」って皆様ご存じだと思いますが、おおよそ医療専門職はそのような言葉はわかっていても、普段の戦闘服は白衣、
スーツを着る機会など、ほぼありません。
僕も同じで、「クールビズでお越しください」の文言に対して、「ああ、ノーネクタイね」くらいの気持ちで考えておりました。

しかし、街行くサラリーマンをみていて、ある種の疑問が生じました。
というのは、ノーネクタイの人、ジャケット着用でノーネクタイ、ネクタイとシャツ、もっというとシャツの柄など。
「まずい」と感じた僕は、面接時間までの間、ネットでクールビズに関して調査しました。
夏の暑い時期ではありましたが、もちろんジャケットは用意していましたが、色々探した結果、基本的には「ノーネクタイ+ノージャケット」だと。

でも、「ノーネクタイ+ノージャケット」って、あまりになんというか、こうインフォーマルというか、服装的に殺風景な感じがしました。
じゃあ「ノーネクタイ+ジャケット?」
これはこれで、昔高校生時代の時に少し悪ぶって過ごしていたあの感じのイメージがあって、もしくは、結婚式で酔いつぶれてネクタイを外して騒いだあの感じ!?
なんとなく、だらしないイメージがあったので困りました。
実はクールビズでと言っておきながら、
‘面接では正装が当たり前’
‘いやいや、言われた通りにするべきだ’
などと、邪推したりすること数日。

悩んだ結果、
「ネクタイのみ+ジャケットなし」が一番スマートなんじゃないか?
クールビズの精神からは反するかもしれないが、ネクタイなしのシャツでいこう。これが一番無難な気がする。

東京23区内、明らかに京都の雰囲気とは異なる“THE ビジネス街”のイメージを髣髴とさせる会社に到着し、また緊張。
ふとした時に、
「あれ?俺、こないだ看護師やってたのに何で今ここにいるんやろう?」
などという基本的な原点的な自分が顔を出します。

会社につくと、玄関には電話が迎えてくれます。
(ここまで受けた会社全部、玄関は電話が迎えてくれました。一般企業ではもう当然なんですね)
近況の面持ちで、該当部署を呼び出す。
担当者が来られて、別室に通され、健康状態などの簡単な調査票を記入すると、
「では、モリオカ様 こちらへどうぞ」

心臓が「ビクッ」と引き締まる感じ。
んで、おもむろに鞄とジャケットを手にかけ、後をついていくと、面接会場と思われる扉の5歩ほど手前で、

担当者「服、それでいいですか?」
僕「えっ?」
担当者「中の皆さん、上着着ておられますよ」
僕「ええっ!すみません!!」
担当者「もしあれなら今のうちに」
僕「ああっ!ごめんなさい!・・(ガサガサ)ちょっと・・調べたんですが(ガサガサ)わからなかったんで・・(ガサガサ)」

もう、面接前から半泣きになりそうでした(泣)
前2回の面接の失敗を踏まえ、色々と準備して生きた心持ちが一気に吹き飛び、混乱・混迷・困惑と。
なんなんだクールビズ!
正解は「ノーネクタイ+ジャケット」だったらしい。


面接官の顔ぶれ、年齢層を検証すると、恐らく役員面接。
書類選考からの一歩目で最終じみた形にしてくれたことを感謝しつつ、ほぼどこでもある導入的な履歴書からの問いかけに対して無難に返答しました。

で、次は何を聞いてくるんだ?と手ぐすね引いて待っていたら、
「はい、あとなんか質問ありますか?」
と。

まじか!開始10分でもうこっちのフェーズ!?

続く

いつも読んでくださって感謝します。 医療業界のアグリゲーターになれるように頑張ります。