![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75169587/rectangle_large_type_2_ce4ae2beef6449aac76ddc33e9d2bf2a.jpeg?width=800)
20220120☆:爺グロリアスの回:無意識
![](https://assets.st-note.com/img/1642768612349-M9Y2PXTL0t.png)
マリエラセス暦3897年1月17日青曜日、
C'mon諭の皆が居る世界はグレゴリオ暦2022年1月20日木曜日。
「かけがえのない友、刀畿ヘ
何と不思議な……
私も潜入演習の時に
向こうの君に名付けられたんだよ。
そうか、
では意味も同じなのだろうな。
輝いて見えたとは、
照れくさいが嬉しいよ。
当時に聞いてたら殴り倒してそうだがね。
何しろメラニンに関係せずとも
容姿に触れられるのは殺意が湧くほど嫌いだった。
何故ああまで頑なに容姿を評価される事を嫌ったのか、
今となっては全く思い出せない。
今なら秋波を送られたら
老若男女種族問わず
少なからず心が軽やかに躍り始めるよ。
何時からだったかは思い出せないが。
ところで、
此方の私の調子はどうなのかね?
このところ屡々、
一瞬だけ元の部隊に戻るんだ。
界狭間も越えずに、
寝落ちた時の夢のように一瞬だけ戻るのだよ。
写真に首だけの猫獣人二人が居るだろう?
![](https://assets.st-note.com/img/1642769407137-pnMmoXj0hb.png?width=800)
おかっぱのナリスと、ツインテールのチカッツという
猫獣人の生霊みたいなものが憑いてる
人工蘇生装置なんだが、
この二人がびっくりした次の瞬間には、
私は此処の寝台に戻ってるんだ。
何か関連性があるのかと思ってな。
享年不明爺グロリアスより」
宜しければサポートの程、お願い申し上げます。 頂戴したサポートは、 闘病生活と創作活動に充てさせていただきます。 スペインはグラナダへの長期取材を夢見ております。