628.20230829：華代の回：契約竜の信頼
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久幸と凌司のお話
話中の万禮一家は、 メンバーシップ「夢了の皿」会員の万禮様のオリジナル・キャラクターで 設定その他は会員様御本人と話し合っております。
７１１号室出演者≒メンバーシップ会員様は常時募集中です♡
万禮様の偶さか日記も併せてお読みいただくと解像度とエモさが跳満です。
711号室
主な登場人物
トゥ、師匠、おちび：ランの伴侶小人。久幸の友人。凌司の魔術の師。
泰市：ランとトゥの伴侶猫。 下段左から万禮久幸、ヒー、始祖：圭凌司のバンパイアにおける直系始祖で伴侶。
圭凌司、りゅーし：万禮久幸のバンパイアにおける直系係累で伴侶。華代の実父。
武長華代：凌司と前妻の子。幼少時に凌司の母の養子となった。
本編
稲田の所有者に会いに三人で
トゥさんが昔住んでいたという港町へ行った。
C'mon諭の京斉店長が貸してくれた翻訳機のお陰で
表情と言葉が一致してる事が分かったんだけど、
ご立派な会社の社長は控え目に言っても
生意気で憎たらしい男の人で頭に来た。
でもそういう人って
自分が勝手に目上認定してる人の匂いがすると
一気に腰が低くなるのよね。
マルコスさんが資産家コミュニティで調べたら
現所有者の人柄が分かったからと言って、
契約竜のドレイクさんを迎えに寄越してくれて、
ドレイクさんが社屋の玄関に来たって警備師の一言で
ころりと形勢が逆転したの。
未だ頼んでもいない委任状をあっさり書いてくれたわ。
お祖父さんから相続した
セトフォルドとコンリウドンにある田畑三つの
売買と売れるまでの管理を
コゥンリー不動産管理会社に委任しますって！
この国の資産家の中で
コゥンリー家は五本の指に入ってて、
マルコスさんとラリーサさん本人方の
人柄と手腕が優れている証として
契約竜の存在が知れ渡っていて、
コゥンリー家の契約竜は
意に染まない遣いはしないとも有名なんですって。
持つべきものは友、本当ね。
ランさんとトゥさんが
マルコスさんだけじゃなくて
ドレイクさんとも信頼を築いていたから
単身で来てもらえたんですって。
たぶん、
私に対しての牽制もあるんでしょうね。
何時かは私も信頼してもらえるよう
誠意を尽くすわ。
マリエラセス暦３９０４年１０月２日赤曜日２３時３７分
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