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20220122:爺グロリアスの回:書記聖霊について

爺グロリアス

マリエラセス暦3897年1月19日おう曜日、

C'mon諭カモンさとの皆が居る世界・・はグレゴリオ暦2022年1月22日土曜日。


「かけがえのない友、刀畿へ


自由が戻った。

やっとこの星内なら以前通りに動けるようになったよ。

薔薇を毎日外に出して、

葉を拭いてくれたんだな。

ロサがくれた時のままの美しさで驚いた。

ありがとう。


記憶と記録を司る神マリエラセス神の聖霊が来たのか、

見たかったなぁ。

私は死んだら会える筈なのに、

何故か未だ会ってないからな。

私の傍らに加護精霊せんせいがまだ居るという事は、

私の書記聖霊もまだ私の傍らに居る、

だから、

マリエラセス神のお迎えが来ない、という事なのだろうな。


君は、書記聖霊は視えるのかい?

二足歩行種族各々ひとりに一柱、

生まれた瞬間から死ぬまで傍らについて

一言一句一挙手一投足漏らさず

記録してくれるという書記聖霊は。

加護精霊せんせいには視えないそうなんだ。

C'mon諭の皆にも、

書記聖霊は自分のも他者のも視えないそうだ。

まぁ、視えたら色々日常生活に支障が出そうではあるよな。

普段は存在すら忘れていられるから、

排泄も自慰も性交もできる訳だものな。


     いのいちばんに叔父を覗きに行った爺グロリアスより」


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