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オンボロ物件再生なるか第3話

築50年の古い団地をシェアハウスにしたい。「思い立ったが吉日」と行動に出たおかん。でもいまだに決まらないリフォーム業者。お財布事情と相談しながらの業者選びは、難航していました。春の引っ越しシーズンまでに完成したいと希望に燃えつつ、体は掃除で、すでにガタガタに。はたしてどうなることやら。

三度目の正直

三人目の業者で、見積もりにやってきた工務店のOさんは、おかんの家のリフォームを手掛けた大工さんの紹介です。工務店の二代目社長で30代くらいです。部屋の状況を見ていきながら採寸していきます。おかんは希望を説明しながら、費用を抑えるために壁と天井のペンキ塗り、そして壁紙は自分で貼ることを伝えました。水回りのキッチンユニット、トイレ便器とウオッシュレット、洗面台、そして浴槽も新品に交換したかったので「どなたか業者は知りませんか」と聞くと「知っているけど安くないですよ。自分でネットで探した方がいいですよ」ということで、大工仕事だけを頼むことにしました。「一週間くらいで見積もりを出します」と言って帰っていきました😌

驚きの金額

そしてFAXで送られてきた見積書。金額を見ると145万円。「ええー、安い!」大根一本の値段ではないが、思わず「安い」となったのです。今までの業者の見積もり金額350万円やら530万円の数字は何だったのだろうと思いつつ、内容をみると、細かく材料費の説明書きもあり、大工さんも2週間後の12月中旬から入れるということで、お願いすることになったのでした🙂

希望の光

今日は大工さんの初日の日。おかんは差し入れのドリンクを持って物件へ向かいました。ドアを開けるとすでに作業は始まっています。挨拶を済ませ、打ち合わせです。「どのくらいで完成しますか」と聞くと「12月中にはできます」という答え。「これならば引っ越しシーズンの2月オープンも夢ではないな」と希望の光が降り注ぎました。大工さんはてきぱきと仕事を進めていきます✨

社長のOさんもやってきて古い畳を剥がし、一枚一枚運んでいきます。重くずっしりした全部で17枚の畳。5階からの運び作業は本当に大変そう。エレベーターはないし、3DKの3部屋は全部畳だったのです😬

無理だよ

一番難航したのはキッチンの上の吊戸棚を取り外す作業でした。コンクリートの躯体に埋め込まれていて、それがキッチンの端からずっと玄関の方まで付いていたのです。「これは無理、外せないよ」とOさん。突き出た吊戸棚は部屋を圧迫し、油とカビで汚れた戸棚をどうしても取ってほしかったのでお願いしていたのです。これは最終的に取り外しに成功しますが、Oさんと大工さんで半日がかりの作業だったと後から報告がありました😦

シェアハウスの音って

こうして作業は順次進んでいきました。何より大工さんの腕が良く安心して任せることができたのです。シェアハウスで大事なのは音の問題です。壁が薄いと隣の人の音が気になります。候補に上がっていた壁と壁の間に入れる防音シートは効果が薄いということで、アメリカ製の「グリーングルー」という大きなチューブに入った糊状のグルーを使うことにしました。壁に取り付ける石膏ボードにチューブを絞り、壁にその板を貼っていくと、そのグルーは徐々に固まりやがてカチカチ状態になり、防音効果を発揮するものです。今まで使ったことがないというOさんに施工方法の動画を見てもらいました。いいお値段で見積もりの金額外でしたが、住む人のことを考えると必須だったのです😌

工事が始まってほっとしたおかん。降り注いだ希望の光と共に進んでいけるのでしょうか🤔

さいごまでお読みいただきありがとうございました。スキやフォローもいただきありがとうございます。それではまたね。ばいばーい😃






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