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話泥棒をやめる方法

こんにちは。禅聴者冨ヶ原です。


さて、本日は相手の話ている最中に自分の意見を放り込むのをやめたいと思っているのに、どうしても言いたくて我慢が出来ない。という人に向けて書こうと思います。


これは、「聴き力」に大きく関係します。
そして「聴き力」に必要な要素は多々あります。

その中の一つとして、出来そうでなかなかできない
「最後まで黙って集中して聴く」ということ。

最後まで黙って集中して聴けない状態として二つのことが主に挙げられます。

一つは、相手が話している最中、こうしたら上手くいくのに。よし、私が教えてあげよう。次はこれを言ってあげよう。などと、自分主体で考えている。

二つ目は、相手が話している最中、わかるわかる!私もそうだった!私の時はねーーなどと、自分の話がしたくて我慢できず話泥棒をしてしまう。


思い当たる方、いるのではないでしょうか?


それをやっちゃダメだと、わかっちゃいるがついつい考えてしまう話をしてしまう。
そういった方多いのではないでしょうか。


今や聴く専門家禅聴者として名乗っていますが、以前は私もたまに
してしまうこともありました。

どうやったら最後まで黙って集中して聴き続けることができるだろう・・・
そう、何度も何度も自分の意識と向き合ってきました。

そこで見つけ出したのがこの方法でした。

「自分は何様だ」と思うこと。


勘違いしないで下さいね。
自分を卑屈に思えということではありません、なので最後まで読んで頂きたい。

先ずそもそも、何故相手の話を聴いている最中にあれやこれやと別のところに気が行ってしまうのか。

実はこれは仕方の無いことなのです。

なぜなら、思考は話よりも速いからです。
もう少し説明しますと、人は1分間に120~150のワードを話します。
そして、その話を860億もの脳細胞のうちほんのわずかな脳細胞だけで聞いているのです。
残りの脳細胞の余白の部分が多くあるので、その余白で別のことを考えてしまうのです。

ですから、聴き方の練習として別の事に気が行ってしまったら元に戻すことをしましょうと言うのです。
これが戻すことが出来ないと、湧いてきた言葉や感情を我慢できず発してしまうのです。

で、この戻すやり方の一つとしてわたし自身一番効果があったのが「自分は何様だ」と思うことだったのです。

常にそう思えと言うのではありません。むしろ自己肯定感を高く持って欲しいと思っていますし、私自身自己肯定感は高いです。

ただ、最後までいかに集中して聴けるようになるかの練習にこれは使えると思ったのです。


この「自分は何様だ」は、自分は人様の考え方や行動にとやかく意見を言える程超越した人間なのか?という考え方です。

それをその時、その一瞬そう思うのです。

すると喉まで出そうになっていた言葉がひゅるひゅると沈んでいくのです。

これを繰り返していると、だんだんと最後まで黙って集中して聴けるようになってくるのです。


あくまでも本当に自分を蔑んだりするのではないということを理解してください。

それともう一つ、相手が意見を求めているのなら別です。

どういった意見を求めているのか、それをしっかりキャッチし伝え方に気を付けて意見として発してあげてください。


人の話を「聴く」というのは努力して聴くということ。
そして努力の前に必要なのが、相手に興味を持つことです。

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