見出し画像

職場で英語と日本語が混ざる問題が発生!

某月某日

弊社では、2020年にフィリピン出身のMさんが入社して、その後はSlackなど仕事のコミュニケーションを基本英語に切り替えた。
弊社のメンバー、インターンは皆英語が堪能だったので問題なく今日まで来ていたのだが、、ここに来て問題発生!

Mさんは日本語もある程度でき、前職では日本語で業務していたくらいなので、ランチのときなどは日本語で話すこともある。
またクライアントとの打ち合わせでは日本語で会議に参加している。
そのこともあり、最近Mさんの日本語学習のモチベーションが高まり、英語と日本語が会話の中で混ざるようになってきた。
僕はもともと英語モードになったら思考回路も全部英語に切り替わるので、英語と日本語を混ぜて話す習慣は今まで全くなかった。
Mさんと話していて最近は切り替えることに少し慣れてきたなと思っていたが、最近はこの混ざる現象がさらに進んで1つの会話のなかで、1文ずつ英語と日本語が行き来するようなことが起こっていた。
これだと伝えたいことをどう伝えるかを考えることに頭を使えなくなってさすがに非効率だと感じたので、メンバー全員に言語をどちらかに固定しないかい?と提案した。

全部英語でもいいし、
全部日本語でもいい、
仕事は英語で、ランチなど外にでたときは日本語でもいい、
どれがいい?
と聞いてみた。
意外にもMさんの要望が、
仕事が日本語、ランチが英語、
というものだった。
仕事で使う日本語を学びたいからということだったので、じゃあ、そうしようということになった。

しかし、人間なかなかそこまで器用にできておらず、まだまだ、仕事で英語になることもあるし、ランチのときに日本語になるときもある。

昔、毎年お正月にビートたけし、タモリ、さんまのBig 3ゴルフ大会という番組があって、そのなかで「英語禁止ホール」というのがあった。
そのホールでプレーする間は英語を一切つかってはいけない、という企画なのだが「パター」とか「アイアン」とか「グリーン」も禁止なので、3人とも四苦八苦してゴルフをするのだが、それに似た感じに今オフィスはなっている笑。。

もともとフィリピンの人は、古来からある純粋タガログ語、スペイン語由来のタガログ後、英語を混ぜて話しているので、混ざることが自然なのだが、外国語を外国語として習得した私のような人は頭の中に言語体系が別に存在しているので、混ぜてしまうと言語能力全体が低下してしまう。
私のいままであった外国語を外国語として習得して流暢に話せる人たちは頭のなかで言語体系がきっちり別れていて混ざることがない人が多かったので、自分もこのように頭の中で言語ごとに世界を分けて持っていたい派である。

思わぬところに母語、文化、バックグラウンドの違いを感じた出来事だった。

つづく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?