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国家資格をゲットだぜ!

 発信部では体験入部状態を続けてきましたMJです。
 やっとマンションの自治会の会長職も終わりが見え、なかなかハードだったプライベートも少しだけですが余裕も出てきました。(本当か?)
 拙い文章ですがブログリレーレビューをさせていただきます。
 なにとぞよろしくお願いいたします。

 60歳の定年を前に50歳を少し超えたくらいから定年後の振る舞いを模索し始めました。
 まだ当時の会社は65歳定年制ではなく、60歳で退職をして、その後は再雇用で働く制度でした。
 もともと飛行機が好きなこともあり、飛行機のそばで働きたいという気持ちもありましたので、空港で再就職するのに有利だと考え、フォークリフトの免許を取ろうと考えていました。
 新聞の折り込み広告に求人広告があるのですが、それを見るとフォークリフトの条件に操作実績があるか免許取得後2年以内と書かれていたため、退職間近になってから取ろうと考えていました。
 このブログは、フォークリフトの免許取得にかかる日記となります。

1 申し込み

 前からWeb検索で、千葉県のフォークリフトの免許を取れるところを探していました。
 昨年(2021年)の12月にたまたまWeb検索したら、印西市にもあることがわかりました。
 なんと、昨年(2021年)の11月開校したピカピカの新設校です。
 さっそく受講条件を見てみました。
 自動車運転免許(普通車)を持っている人は、4日間31時間教習でOK!。
 平日コースと土日コースがあります。
 ちなみに自動車運転免許を持っていないと、5日間35時間教習となります。
 毎日、やっているわけでは無く、月に4回ぐらいの教習パターンの日程で行われています。
 12月の教習パターンは間に合わない、1月の教習パターンは日程が合わない・・・。
 土日コースなら受講できるかと思ったら、自治会と管理組合の会合と重なっていました。
 1月になって2月の教習スケジュールを確認したところ、土日コースはやっぱり自治会と管理組合の会合と重なっていましたが、平日コースなら祝日も上手く入っているので休暇は3日間で済みます。
 翌日、会社に行って休暇調整をして、休みをゲットしました。
 2月の講習にしたのは、早く免許が欲しいというのもありましたが、講習は野外で寒いけど、冬は晴れる日が多いだろうという思いもありました。
 いざ、申し込もうと思ったら、「カウンタ(バランス)フォークリフト」と「リーチフォークリフト」の選択がありました。
 どこが違うのだ?・・・と調べてみました。
 「カウンタフォークリフト」は運転席に座って操作、「リーチフォークリフト」は立ったまま操作をします。(構造もちょっと違います。)
 私はカウンタフォークリフトを選択しました。

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カウンタバランスフォークリフト

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リーチフォークリフト

 さっそく申込み書類をダウンロードして、申込み(郵送)&受講料の送金をしました。
 受講確定のお知らせが来て、いよいよフォークリフトの免許取得に向けて動き始めました。

2 1日目

 1日目は、学科教習です。
 厚さ1センチぐらいの「フォークリフト運転者教本」という教科書を渡されます。
 科目は、走行、荷役、力学、関係法令の4項目。(普通免許を持っていると「走行」は免除となります。)
 集合時間に教室に集まると、全員で6名でした。(男性4名、女性2名)
 男女比はどうでもいいのですが、私以外の受講者は作業着で着ています。作業着比率では、作業着5名、普段着1名となりました。
 どうやら私以外は、運送関係や建築関係等のお仕事をされている人たちのようです。(この講習も会社のお金で来ているようでした。)
 フォークリフトの操作条件は2つあることがわかりました。
  ・特別教育を受けたものは、1トン未満の荷役での操作が可能。
  ・技能取得者は、1トン以上の荷役での操作が可能。
 授業は、60分やったら10分休みという具合に進んでいきます。
 力学は物理の法則を学校で習っているので、なんとなく理解できます。
 荷役と関係法令は、覚えるしかありません。

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 ひととおり授業が終わると、学科試験です。
 合格しないと、明日からの実技に入れません。
 試験内容は、荷役5問(各6点)、力学5問(各4点)、法令5問(各4点)です。
 各問題2問以上正解し、42点以上で合格です。(70点満点)
 試験時間は1時間でしたが、30分もたたないうちに全員が終了。
 無事に全員合格できました。
 天気予報では、明日の夜から雪予報。
 雪が積もると3日目の講習が出来なくなり、代替え日程となります。
 代替え日程案が示されましたが、みんなスケジュールどおりにやりきりたい思いです。
 判断は、明日の夕方の天気予報となりました。

3 2日目

 今日からフォークリフトに乗っての実技です。
 最初に教官から、「乗ったことある人いますか」と聞かれました。
 1名が手を上げました。
 その人は特別教育を受けていて、実際に操作しているとのこと。実技でのフォークリフトの運転はスムーズでした。
 今日は、基本走行の練習です。
 安全確認や運転前操作、運転後操作をやります。フォークリフトって、後輪駆動、後輪操舵なんです。FFの車を常に後ろ向きで運転している状態です。さらに、タイヤの切れ角が80度以上あるため、ハンドルを切りすぎると想定外の挙動をします。
 直進、カーブ、8の字、周回コース等の運転を前進と後退でやっていきますが、慣れていないので上手く出来ません。前進だけで無く、必ず同じ操作をバックでも操作します。(難しい~~~~)
 走行と荷役の作業は決まり事が多いです。停まったらサイドブレーキ&ニュートラル、動く前にはギアを入れてサイドブレーキをはずして安全確認。
 6人で1台のフォークリフトを使って教習するので、他の5人が操作している間は見学です。
 一緒に手順を考えながら覚えていきます。
 それを暗くなるまで行いました。
 やはり2月です。日中はちょっと暖かかったのですが、15時くらいから寒くなりじっとしていると震えてきます。
 最後に明日の受講予定ですが、天気予報が雪から雨に変わったので実施することになりました。

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4 3日目

 朝から冷たい雨です。
 昨日より厚着をして、さらに雨合羽を着て講習に挑みます。
 昨日の走行練習に加え、荷台にまっすぐ進む練習もします。
 さらに午後からは1トンの荷物(石)を積んでの走行練習です。(積み卸しは教官が行います。)
 雨の中、1日中野外にいたので、厚着をしていても寒いのなんの。
 夕方からはみぞれになり、終了直前には雪に変わりました。
 雪は、夜中には止む予報なので、除雪作業があれば講習開始時間が30分程度遅れるますが、実施することに決まりました。

5 4日目(最終日)

 昨日からの積雪で、車で行けないのでタクシーで行きました。
 雪かきは教官がすでに終わらせていたので、時間どおりに教習が始まりました。
 最初の1時間は昨日の走行練習の続きです。
 その後は、荷役練習。
 空荷のフォークリフトを運転して、A地点の台にある1トンの荷物(石)を積んで、B地点の台に置いてゴールするという試験の練習を兼ねた教習です。
 荷物に対してまっすぐに行かないといけないし、台に置くときもまっすぐで決められたエリア内に置かないとダメです。
 荷物があるとフォークリフトが傾斜するので、それを考えて操作しないといけません。
 二段積みという手法で荷物を扱うので、その時の台と荷物の高さも重要なポイントです。
 また、荷物と接地面(地面や台)との距離も範囲が決まっています。
 安全確認も重要で、一連の操作を覚えるのが大変でした。
 私は、やらなければいけない操作をずーっとしゃべりながら操作をしていました。
 試験は、日没後の17時半からです。
 試験内容は、100点満点からの減点法です。
 70点以上で合格となります。
 スタートからゴールまでの規定時間もあり、規定時間を超過するとさらに減点されます。
 練習では、最速でも1分40秒ほど超過していました。
 試験の時間になり、なんと私がトップバッター。
 規定時間超過の減点はあきらめ、操作を丁寧にやろうと決めました。
 練習時は、教官が操作中でもアドバイスをしてくれますが、試験中は無言です。
 必死に手順をしゃべりながら、操作を進めていきます。
 途中、フォークの高さが合わず再調整をしたり、一時停止ポイントでもしかしたらちょっと出ていたかもしれないし、いつもは「後方、よし!」って言うところ、「後ろ、OK」と言ったり・・・。
 いちおう無事に終了しました。
 フォークリフトを降りたら、教官から「緊張していたのがとてもわかりましたよ」と言われました。
 他の人も緊張していたのか、変なかけ声をして教官に笑われていました。
 全員が終了後に、教室で結果発表です。
 教室で待っていると、教習所の人が入ってきました。
 「みなさん、合格です。おめでとうございます」と言われ、思わずガッツポーズ!。

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 技能講習修了証を受け取ったあと、おまけでリーチフォークリフトの体験操作をさせてもらいました。ブレーキ操作が自動車と違うのでなかなか難しい乗り物です。
 フォークリフトの技能講習は限定免許ではないので、リーチフォークリフトにも乗ることが出来ます。

6 最後に

 4日間の講習でしたが、疲労と緊張でクタクタになりました。
 とても優しく教えていただき、楽しく受講することが出来ました。
 現在の仕事と関係ない資格を取りましたが、将来の仕事の糧になるといいと思います。






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