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エッセイ:~202112

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タイトルが自由律俳句(のつもり)のカジュアルなエッセイです。
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#引越し

ひさびさに泣いた

悲しみなのか絶望なのか、どうしようもなくて泣いた。 ストレス発散のために泣きたくなって泣ける映画や小説を読むことはあるけど、それとは全然違う状況。 不可抗力。 泣くしかない。 大人にだって泣きたくなる日がある。 (※全然色っぽい話ではない) 引越しをした約1週間後に水漏れが起こった。 天井からぼたぼたと落ちる水を見て大混乱。 今思えばあれがパニック状態だったんだと思う。 意味もなく早歩きで部屋を往復して、頭はぼんやりして何も考えられない。 時間がゆっくり過ぎていく感覚。 な

何度住所を書いたら住人だと認めてくれるのか

引越しに関する手続きは面倒くさい。 行政の手続きもあれこれと窓口が異なるし、その度に書類を突き出されて、住所氏名生年月日電話番号本籍などを繰り返し記入しなければいけない。 最近はマイナンバーカードを利用して転出・転入手続きができるのでさっそくそれを使ってみるが、結局転出時も転入時も数枚の書類を書かなければいけなかった。 単に転出届の紙が不要になるだけで、結局住所氏名等々の情報は手書きしないといけないというこの意味のなさ。 マイナンバーカードに新住所の情報が入っているのに、な

鳥にフンを落とされてもここで生きていく

さっそく彼の土地の洗礼を受けた。 まさに洗礼とはこのことか…!と思う出来事が。 鳥のフンを落とされました。 あれは引っ越して3日目のことでした。 歩いていたら何かが肩に当たったので見ると、なぜか濡れている。 ほぼ色もなくて臭いもなかったから気づくのが遅れたけど、多分鳥のフン。 すずめかな、、小鳥が電線にたくさんとまって騒いでいたのよ。 戸惑いながらも少し離れた場所でウェットティッシュで拭いていると、なぜか反対側の胸のあたりも同じように濡れている。 おいおい、ダブルで落として

最後はせいせいした気持ちになることが多い

引越しが決まった。 賃貸サイトから検索して、気に入った物件の内見を予約。 仲介会社もあれこれ勧めてくれたが、結局自分が探した物件を気に入ってすぐに申込をした。 審査も決まり、退去日も決まり、引越し日も決まり、あれこれ一斉に動き出した。 実は今の部屋に住んだのはおよそ1年。 というかちょうど1年。 5年日記をつけているので、去年の今日の自分の予定がなんとなく分かる。 内見に行ったのも引越し日もほぼ同時期。 たった1年での引越しは個人的には早い。 引越しが趣味というわけではな

去年の今頃この部屋に内見に来たことを思い出しながら大量の間取りをスワイプしている

この部屋に引越してきてまだ1年経っていなかった。 ここ数年はいつにも増して変化のない日々だったので、いつもより早く過ぎるように感じていたのに、この1年はなぜか長く感じる。 やはり住む場所を変えるというのは大きな変化なのかもしれない。 ここで過ごす生活はそれまでに比べて緊張感があったんだろうな。 全然意識してなかったけど。 そして私は秋になると引越しを考えるらしい。 毎年のことだが夏は暑くて活動量が減るから、元気になる秋からが本番なところがある。 秋・冬・春先はけっこう元気。