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STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)分析について

こんにちは。水炊きPMです。

本日のテーマはSTP分析についてです。
個人的にはマーケティングにおけるSTP分析とプロダクトにおけるSTP分析はセグメントの軸の切り方が変わると考えています。
今回はプロダクトマネジメントにおけるSTP分析についてです。

それでは参りましょう。

まず、はじめに。STP分析するとどんないいことがあるの?

■ターゲットの絞り込みができる
 →誰の課題を解決するかが明確になり、プロダクト開発にいきてきます。
■自社のポジショニングが設定できる
 →完成したプロダクトを誰に届けるか、マーケティングにつながります。

次に、この記事でお届けする3つの内容

①こんな人にはSTP分析がおすすめ
②STP分析を行うための3つのステップ
③STP分析を行う上でのポイント

①こんな人にはSTP分析がおすすめ

■競争環境の変化が激しい業界の方
■事業を開始したばかりのタイミングの方
■開発チームのメンバーが変わったタイミングの方

②STP分析を行うための3つのステップ

■セグメンテーション(どんな市場?誰がいる?)

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プロダクトマネジメントにおいて失敗する要因の一つは
ターゲットが絞れないことです。
例えるなら、10徳ナイフを作ってしまうようなイメージです。
よくある「対象ユーザー:全て」です。笑
誰のどんな課題を解決するかが不明確になります。
同質なニーズを持っているグループ・属性で分類することが多いです。
そのため、軸の切り方として様々な切り方がありますが、
プロダクトマネジメントが目的の場合には、
お客様が感じているニーズやペイン/ゲインを軸として
セグメントを切ることが個人的にはおすすめです。
アンチパターンとして、ソリューションやウォンツで切ると
その後の検討が混沌とすることが多いように感じます。
あくまでも、お客様の深い心理を想像し、
解像度高い状態で、軸を切るイメージです。
HowやWantではなく、Whyやジョブの背景となる視点です。

■ターゲティング(プロダクトの価値を届けるのは誰?)

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細分化したグループの中でも
どのお客様をコアなターゲットにするか決定します。
ターゲットとなるユーザーの候補を絞り込みます。
ここでは、今後のビジネスインパクトも想定し、
市場の成長性、収益性を意識することがおすすめです。

■ポジショニング(お客様はなぜ自社プロダクトを選ぶ?)

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コアなターゲットに設定した市場における
自社のポジショニングを決めます。
ここでのポイントは自社からみた競合製品を並べるだけでなく、
お客様視点で見た時の代替製品も含めて位置付けることです。

※必ずこの順番で行う必要はありません

③STP分析を行う上でのポイント

■S・T・Pの順番
STP分析の順番にあまりこだわる必要はありません。

■会議室から出てユーザーリサーチを繰り返そう
机上の空論になりがちなのもSTP分析。
仮説を立ててデプスインタビューを繰り返す中で
セグメントの軸を探しましょう

■チームで取り組もう
誰か一人がSTP分析を考えるよりも、チームで作ることがおすすめです。
納得感・共感のないSTP分析はその後の開発でつまずくことが多いです。
職種を越えてチームとして納得のいく、STP分析を行いましょう。

こちらの記事はここまでになります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは!

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