散歩道 in ノルウェー(5)
フィヨルドとはノルウェー語で「fjord」と書き、氷河の自重による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾や入り江のことを指すのだが、スケールが大き過ぎて、日本人には実物を見るまで、正直、想像もつかないシロモノである。
数あるフィヨルドの中でも、夏場しか開放していないというプレイケストーレンまで「散歩」した。
歩いてみた感想は、何というか、散歩というよりもトレッキングに近いかも知れない。
森林浴の後には、
まるで尾瀬のような木道があり
小川が流れ
長い岩場を登り切れば、
鏡のように輝く池が待っている
でも、そんな事は散歩道上の小事に過ぎなくて
その先には、どう頑張ったってカメラに収まりきらないスケールの世界が待っています
柵など一切ございませんが、
水面まで604メートルありやんす
腰掛けてみてもいいけれど、全て自己責任です
それにしても眼下を行き交う船の小さいこと
崖越しに、ちらっと見えますが
決して小型船ではありませんよ
プレイケストーレン
水面からの高さが垂直で604mになる一枚岩から成り、崖の頂上はおよそ25m四方の正方形。
意味するところは「演説台」である。
(6)につづく