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プログラミングを知らないのは危険?いつから習わせるべき?

こんにちは、今日も読んでいただいてありがとうございます。
プログラミングの習い事、最近増えてますよね。エンジニアであり、ガチ母である私にとっても関心が深い部分です。

さてさて、タイトルの「危険?」はポストに入っていた子供向けプログラミング教室のチラシがきっかけです。こんな意の一文がありました。

”新しいAIがどんどん登場するこれからの世の中、プログラミングを知らないのは危険とすら言えます。”

・・・そんなわけないやーん。

プログラミングがむしろ危険になる点

パターン1:投資として誤っているリスク
子どもの将来のために、と思って習わせたら、20年後、プログラミングはAIがやってくれる世の中になっててあまり必要ないスキルになってた・・・、というのはかなりありえる予測です。プログラミングはAIの超得意分野のひとつなのですよね。人間よりはるかに適正があります。
知らないと危険だと思ったプログラミングが実はほとんどリターンのない時間とお金の投資になってしまった、という危険もあると私は思っています。将来必要になる技術は、今の時代に無いものかもしれません。将来必要なものを今から先取りするという発想自体がリスキーではないかと思います。

パターン2:子供の発達を阻害する
プログラミングをしらないのが危険だと思い込んだ大人が、三角形の一番上だけとってつけたように学ばせることこそが危険でもあります。優先順ピラミッドではプログラミングは一番上の「技」に当たります。ピラミッドの下がグラグラなままで上だけ乗っけようとすると、上を支えきれなくてグラグラしたり倒れてしまったりしていまうことが心配です。

「技」を支えるだけの「心」と「体」があるかな、というチェックポイントを挙げてみます。

これらが大体6割くらいはいけてればプログラミング習ってもいいかな~というのが私の判断基準です。
「心」 
・そもそも、子どもが興味を持っているか
・プログラミングの話をしている時に目がキラキラしているか
「体」 
・一定時間座っていられるだけの発達はできているか
・手先と目以外を使う遊びで発達のバランスがとれる環境はあるか
・目に負荷が増えすぎないか
・安心できる環境でアタッチメントを十分に感じられる時間は確保できているか
 
そして、なによりの大前提は、親にとっても負担になりすぎず、心の余裕が維持できることです。変に頑張る必要はゼロです。

プログラミングをいつ学習するべきか

私自身がエンジニアであり、プログラミングは今の社会の基礎になっていることは身をもって実感しています。
が、我が子に習わせるのは早くても小学校3年以降だと思っています。使う体の部分がかなり限定される活動なので、基礎作りを行っている小さい間はむしろ弊害の方が大きいという判断です。
社会の仕組みを知るうえで大人になるまでのどこかのタイミングでは必要だとは考えています。プログラミングは動物としての人間にとっては後付けのスキルだから、相応に成長してからが適切だととらえています。

ついでに言うと、興味を示さない子には習い事でプログラミングをする必要なゼロだとも私は思っています。学校でもプログラミングは授業に入りましたし、習い事までやる必然性はゼロだと思ってます。

突然ですが、これを読んでくださっているあなたは法律についてどの程度知っているでしょうか。憲法があって、いろんな法律がある、というくらいの知識でしょうか。私も同じくらいのゆるーい知識だけです。それでも十分に社会でやっていけていますよね。必要が生じたときに法律を調べたり、専門家に相談すればいいわけです。

何が言いたかったかというと、法治国家で暮らす中でも法律の詳細を知っている必要はないのと同じで、プログラミングが基礎にある社会で生きていくにもプログラミングの詳細を知る必要はないということです。憲法と法律というものがある、と同じように、スマホやネットはプログラミングでできているとだけ知っていれば十分だということです。
プログラミングそのものを知るのはお好みで、というのがエンジニア兼母である私の意見です。

そんなわけないやーん、から始まったので若干トーンが強めになりましたが読んでくださってありがとうございます。参考になったでしょうか。
流行りに流されないで、大事なものを大事にできますように。

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