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親の心の余裕が大事なワケ ~私たちは核家族・ワンオペの人類史上にない子育てを毎日やり遂げている~

こんにちは。今日も読んでくださりありがとうございます。
現代に生きているみんなが実感していることだと思いますが、
「心の余裕」って大事だなって思いますよね。
余裕がないと、仕事でいつもはしない失敗をしでかしたり、過集中してもっと疲れきったり、いつもの自分じゃなくなりがちです。

子育てだと、それがさらに如実に出てしまいますよね。
心の余裕がなくてイライラして、ついついキツい口調で口出ししてしまったり、子供もそれに態度が悪いから大きな声をだしてしまったり、、、そして子どもの寝顔を見ながら我が子に優しくできない自分に自己嫌悪。
今の時代、子育てをしている人なら、だれでもこういう経験はあるはずです。それもそのはず、今、人類史上としてもかなり特殊な環境下で子育てをすることになっているからです。

人類史上としても特殊な環境下とは、核家族・ワンオペ育児です。
対して、人類史上で長らくスタンダードだったは「共同養育」です。
2016年のNHKスペシャルで、人類がずっと営んできた「共同養育」が紹介されています。

番組で紹介している人類太古の子育て=「共同養育」は、人類が次々と子供を産み育てるための仕組みとして語られましたが、長い子育て期間が必要な人間の子供の養育分担や、母親自身の心の負担軽減など多くの役割があり、人類の子育てを根幹から支えていたのだと思います。

ママたちが非常事態!?~最新科学で迫るニッポンの子育て~
 https://www.nhk.or.jp/special/detail/20160131.html

当時番組では今でも共同養育をしている部族の様子が放映されていて、乳飲み子を抱えたお母さんが、その辺に座っているおばちゃんに目線を合わせただけでホイっと赤ちゃんを預けて食料を探しに行く様子が映っていました。

衝撃ですよね。番組のゲストで出ていた坂下千里子さん(確か)も、うそー!!と叫んでいたのを覚えています。ベビーシッターさんへの引継ぎもなにもなく、めっちゃ気軽にホイっと預けてよろしく~ってできてしまう。同じ部族内で生活する者同士、子どもを気軽に預け合えるのって暗黙の文化として定着しているわけです。人間ってこうやって子育てを営んできたんですね。

って理解すると、核家族・ワンオペがいかに歴史的に特殊かってことです。その例外的な状況を、毎日、毎日、こなしているのは人類史上の偉業といってもいいかもしれません。ほんまに毎日ようがんばってるんです、現代の親は。

だから、前回お伝えした子育ての優先順ピラミッドには、実は基礎部分があります。

エジプトのピラミッドにも、ピラミッドを支える頑強な石の基礎がありますよね。子育ての優先順ピラミッドの基礎は親の心の余裕です。
共同養育ができない今、何が犠牲になっているかというと、親の心の余裕です。共同養育という仕組みで意識しなくても心の余裕が持てていた時代は過ぎました。これからは意識して、心の余裕を持っていく時代です。

どうやって心の余裕をもっていくのか、きっとあなたにあったやり方、すでにいくつもお持ちかと思います。気分転換になるもの、コーピングと言われるもの、支えになる人や場所、きっと実は誰しも自分なりのものを持っていると思います。

もっと余裕を増やしていくためのマトリクスアプローチを現在自分自身で試しているところで、うまくいっている実感が確実になったらみなさんにもお伝えしていきたいな、と思っています。

今日の一日も、あなたにとっては小さな一日かもしれないけれど、人類史上で考えると偉大な一日です。
よんでくださったあなたに、自信とねぎらいが届きますように。

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