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狂ったように遊んだゲーム(ゲームボーイ編)

ゲームボーイは1989年に発売した携帯型ゲーム機だ。
発売当初は「目が悪くなるから!」と買ってもらえず、持っている友達が羨ましいハードだった。
スイミングスクールの送迎バスの中で、友達が持ってきたタートルズやドラキュラ伝説、SD戦国伝なんかをよく遊ばせてもらった(そしてバス酔いした)記憶がある。
いま思うに、バックライトがついてないうえに残像が出まくる液晶画面を、走っているマイクロバスの中でしかも夕方に、よく遊んでたな…と自分のことながら感心する。

「ソフトを入れ替えることができる、携帯型のゲームマシン」は、私の人生においてゲームボーイが初めてだった。
さらに昔、ゲーム&ウォッチのドンキーコングを兄弟が持っていて、カンストするまで遊ばせてもらったけど、あれはソフトの入れ替えできなかったもんね。

ハードの変遷

ゲームボーイは何回かモデルチェンジをしている。それらすべてを「ゲームボーイ」と一言でくくるのは少し乱暴かも?と思うので、ここで分類をおさらいしてみよう。

初代ゲームボーイ
ヘッダー画像に映ってるやつ。ボロッボロになるまで使った。

ゲームボーイブロス

初代の色違い。大きさや液晶は初代と同じ。
キムタクがテレビCMやってた。私は黒いのを使ってた。

ゲームボーイポケット
ちょっと薄く・小型になったモデル。画面は少しデカくなったんだっけ?
DS Lite的な、iPad mini的な存在。欲しかったけど買ってもらえなかった。
電池が単3から単4に変更になって軽くなったのもよかった。
基本、小型化しただけで、ソフトの動作は初代と同じ。

ゲームボーイライト

ポケットにライト機能が付いたもの。
それまでのGBは、最近のDSやPSPやスマホみたいに液晶にバックライトなんかついてなくて明るいところで遊ばないと画面見えない仕様だったんだけど、こいつはライトで液晶を照らすことができて暗い所でも遊べた。

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ゲームボーイカラー

カラーになった。一応互換性がありつつの新型という位置づけで、カラー専用ゲームは旧型ゲームボーイでは遊べなかった。(間違って旧本体に刺したときのエラー画面が用意されてるゲームもあったね)

スーパーゲームボーイ
スーファミのカセット挿すところにくっつける周辺機器。
これをつけるとスーファミ本体にゲームボーイのカセットを挿せるようになり、テレビでゲームボーイが遊べる。
ゲームボーイカラー専用ソフトに対応したスーパーゲームボーイ2も出た。

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ゲームボーイアドバンス

世代が変わって上位機種のアドバンス。
ファミコン程度の画質だったのがスーファミ程度に上昇。LRボタンが付いた。あとカセットが小さくなった。旧機種との上位互換性は一応あって、旧GBのカセットもさすことができた(大幅にはみ出すけど遊べた)
初代機はまだ液晶のライトがなかった。

ゲームボーイプレイヤー
ゲームキューブと合体させる周辺機器。
これをつけるとゲームキューブにゲームボーイアドバンスのソフトが挿せるようになり、テレビ画面でアドバンスのゲームができる。
キューブのディスク入れるところに専用のディスク入れないといけなかったはずなので、中古でプレイヤーだけ買っても動かせないと思うので注意。
※旧ゲームボーイのゲームも遊べた。
※傾きを検知するゲームや振動するカセットは使えなかった。

ゲームボーイアドバンスSP

液晶にフロントライトがついて、暗い所で遊びやすくなった。
フロントライトは最近の携帯機にあるようなバックライトと比べると一枚落ちるんだけどね、それでも当時はうれしかった。
本体は折りたたみ型になって携帯しやすくなった。ランチパックくらいのサイズの、ガラケー的な形状の物体って感じ。所有欲を満たすデザインで携帯性もよく、画面もきれいで明るくて私はかなり好き。
ヘッドフォン端子が独自形状でそこら辺のイヤホンを刺せなくなったことと、LRボタンが小さくなりやや押しづらいこと、あとボタンのストローク(押す深さ)が浅くなったこと、ほかには充電式になって乾電池を入れられなくなった点などは意見が分かれるところ。
後継機のミクロ以降、DSもDS LiteもGBAは動かせるけど旧GBを動かせないので、SPは「白黒GBのゲームを遊べる最後の携帯マシン」であるという点は覚えておきたい。
※あと、海外版の本体はバックライト搭載で、国内版と比べて液晶めっちゃ鮮やかでクッソ明るいという点も見逃せないポイント。

ゲームボーイミクロ
ゲームボーイアドバンスの最終形態。すごく小さくなってワイシャツの胸ポッケに余裕で入る感じでスタイリッシュ。SPで不評だった十字ボタンとABボタンのストロークは改善した。LRは押し心地浅かったけどボタンサイズは大きくなった。
本体のフェイスプレートを付け替えることができる。なんていうおしゃれ機能も搭載していた。
アドバンスSPはフロントライト(明るさはまあまあぐらい)だったけどこいつはバックライトで、DS Liteとかと同じくらいくっきり綺麗に明るく表示されるのも特徴。
最大の欠点は前述のとおり旧ゲームボーイとの互換性がなくなってること。
これ出た時たしかもうDSが出ていて、今更アドバンスのみの機械買うのかよwみたいに見られてて、現役当時は投げ売りされてたんだよね。2個くらい持ってた気がする。
今買おうとすると結構値段が高くなっちゃってるね。あと液晶パネルが経年で黄色くなっちゃってるケースもあるみたい。

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ニンテンドーDS と ニンテンドーDS Lite
GBAのカセット挿す穴がついてて、GBAのゲームを遊ぶことができた。
旧GBのカセットは挿すことができない。
モデルチェンジ機であるニンテンドーDSi はGBAのカセットを挿す穴がなくなっており、互換性がここで完全に失われた。

購入のきっかけはウィザードリィ

ゲームボーイを買ったのは発売から大分時間の経った、高校生の頃だったと思う。
遊んだゲームも、正直そこまでは多くないような気がしてる。
同じゲームを長く遊んだ。長く遊べるゲームを買った。そんな気がしてる。

高校のころ、たぶん1995年ごろかな。私は「ウィザードリィ外伝」が遊びたくて白黒のGB本体を買ったのだ。

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ソフトは大船の鎌倉書店で、本体は同じく大船のブルートで買ったっけ。どちらももう存在しない店舗だな…

ウィザードリィ外伝1が、当時もっとも稼働したソフトだったと思う。
これはマジで面白かった。
すーーーげーーー長いこと、これだけをひたすら遊んでいた。
これの次に買ったのが96年のポケモン赤だったので、1年くらいこれだけをやってたんじゃないかと思う。(まあゲーセン行ったりパソコンで遊んだりもしてたけど)

ダンジョン型のRPGは携帯型のゲーム機と相性がいい。
長ーいダンジョンを歩くとか、何十分もかかるボスバトルとか、いつまでも続く会話シーン、ムービー、オートデモによるカットシーン、みたいな要素は全く無くて、ちょっと探索して数回バトルしてMPが無くなったら(またはアイテム欄が拾った道具でいっぱいになったら)街に帰る。みたいな行為の繰り返しだからだ。
電車来るまでに1回だけ潜ろうかな。みたいな感じに遊べるのだ。

飽きなかったし、生活サイクルとプレイ感がマッチしてた。
クリア後のやりこみ要素が多いのも楽しい。
全部のアイテムを集めるために潜り続けたし、隠しフロアの強敵を瞬殺できるくらいキャラを強くするのも楽しかった。
ほぼ最強になったというのに、宝箱の罠「コブラの呪い」で全滅してしまったこともあった。

最近のゲームで面白さを例えると「世界樹の迷宮」に近い。ということになるのだと思う…けど。
ホントのところは世界樹とはちょっと違うんだよね!
世界樹と同じって言う他に良い例えが浮かびにくくて!「世界樹みたいな感じだよ」って言わないといけないのが内心、少し歯がゆい。
私は世界樹よりウィザードリィの方が好きだ。
過去に記事を書いたので宜しければご覧いただければと。

ああ「エルミナージュに似てる」とか「黄泉ヲ裂ク華に似てる」って言えばいいのかな。
でもエルミや黄泉ヲ裂ク華を知ってる人ってウィザードリィ知ってる人だよね。ドラクエとFFとペルソナしかやったことないです、みたいな人には多分単語自体が通じない気がする。そういう人にも”世界樹”って言えばギリ通じるような、なんかそんな気がするんだよね…

その後に(長時間)プレイしたゲーム

■白黒GB

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ポケモン赤
自動車教習所で順番待ってるときやキャンセル待ってるときずーーっとやってたな。

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ウィザードリィ外伝2
ゲームボーイのウィザードリィを1本だけ選ぶならこれが一番よくできてる気がする。
最後のフロアに出てくる隠しボスも強くてかっこよくて良き!

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ウィザードリィ外伝3
途中で積んでしまって、つい先日25年越しでクリアしたw
ボリュームあって謎解きもあって面白いんだけど、後半レベル上げて力でガオー!みたいな乱暴な難易度の上がり方する点(呪文全部覚えた後もゲームが続いて最強の魔法が役に立たない感じになってくとこ)は好みが分かれる。

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風来のシレンGB 月影村
長く遊べるゲームの筆頭みたいなソフト。
迷路の自動生成に時間がかかって、少しロード画面みたいな画面が出るんだよね。それでも気にせず何度も遊んでた。
フェイの問題全部クリアできなかったな…

■GBカラー

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ミスタードリラー
ゲーセンで友人間で流行って、ハマった時期があった。
GB版はちょっとだけスピードが遅くて練習・入門に最適だった。

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ウィザードリィ1,2,3
前述の外伝でなく、ファミコン版のパワーアップ移植。
3in1のカセットではなく、1作ずつ別ソフト。
かなり出来は良い。ファミコン版リスペクトが随所に感じられる。
画面表示をファミコン版に似せるために半角アルファベットを実装するなど無茶もしてる。
クリア後の追加要素が結構たくさんあってやりごたえもあり面白い。長く遊べる。でも今買おうとすると結構プレミア価格になってる。

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ポケモンでパネポン
落ちモノパズルが大好きだった時期があったんだよね。97~01くらいの間。
メジャーマイナー問わずいろんなのをかなりやりこんだなぁ。
ポケパネは1人で遊べるステージクリア形式のモードが充実してて、ヨッシーのパネポンより操作性がよくなってて好きだった。

■GBアドバンス

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かまいたちの夜アドバンス
ノベルゲームあんまりやらないのだけど、同僚にお勧めされて遊んだ。
なかなか真相にたどり着けなくて何度もバッドエンド見たな。
自分の選択が結末に影響するタイプのノベルゲームは、これで好きになった。

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ダウンタウン熱血物語EX
ファミコン版のアレンジ移植。
原作は短いゲームだったけど、GBA版は「倒した中ボスなどを仲間にできる(ついてきてくれて共闘できる)」システムと、
「キャラエディットをしてオリジナルキャラを作れる、技も超たくさんあってどんな技を使うキャラにするかをけっこう自由にできる」という要素があって、友人や自分を作りこんだりできてかなり長く遊んだ。

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ポケモンルビー・サファイア・エメラルド・ファイアレッド・リーフグリーン
もはや説明不要だよね。
これさえあれば他いらないんじゃないのってくらいのボリュームがあってずっと遊んでたな。ルビー解いた直後にエメラルド開始したりしてた。

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ポケモンピンボール ルビー&サファイア
これいま中古屋のワゴンで安く売ってるソフトのうちの1つだけど、かなり楽しいよ。
ピンボール実機を好きな人が作ったんだろうな…っていう、台の仕掛けの「本物にあるっぽい感」が好き。
あとアウトレーンに入って死にそうなとき、バン・バックが割と簡単にできて、いくら揺らしてもTILTとられないので、集中していれば死ぬことはあまりなく、超長くゲームが続けられて点数バカみたいに稼げて脳汁出る。
コレクション要素もあって長く遊べる。こういう反復作業は好きかもしれない。

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SK8 トニー・ホークのプロスケーター2
これ知ってる人少ないだろうな。
海外では有名なスケボーのゲームをがんばってGBAにしました的なゲーム。
キャラクターだけ3Dポリゴン使ってるよねこれ?プリレンダじゃないよね?
見下ろし視点なんだけど妙に滑らかに動いて、技が連続で出せると気持ちいい。
1ゲームが2,3分で終わってしまうので(それまでにハイスコアを獲れるか挑戦するゲームになっている)上手くなっていくのが楽しい。

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ゲームボーイアドバンスは今でも好きなハードで、トニーホークなんか今でも携帯したい感じなんだけど。
アドバンスで唯一気に入らなかったのは、ウィザードリィ5と6と外伝4が出なかったこと。
他社の作ったウィザードリィ・サマナーっていうのが1本だけ出たんだけどあれはあんまり好きになれなかった。今からでも移植してくれたら買うんだけどな。笑

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