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「Splatoon3」は「スト2ダッシュ」的な楽しさだと思う

ここのところスプラトゥーン3ばかり遊んでいる。
Switchのゲームいっぱい持ってるけど、ここ1か月くらい他を起動してない。
何でこんなに面白いんだろう。

プレイ時間

発売してから1か月半くらいたったのかな?
スマホアプリの「My NIntendo」によると、40時間超くらい遊んだようだ。
やりこんでる人と比べたら全然大したことがない数字だが。
会社勤めの40代半ばとしてはなかなかの数字だと思う。

会社が10時始業なので、朝は6~7時ごろ起きて、子供たちに朝飯食わせて送り出して、自分は9時ごろ家を出る。
(法律や働き方云々は置いておき)帰宅は速くて23時、遅くて0時くらいだ。例外なく毎日そうだと思っていい。
サザエさんの波平やマスオと違って飲んで帰ってるわけではない。
ずっとお仕事して、まっすぐ帰宅してこの時間なのよ。
(働き方改革が叫ばれる前は3時4時にタクシーで帰宅なんてこともまあまああったんだけど、そういう話は今回と関係ないのでまた別途)

帰宅した後、ゲームをやる日と、そんな元気がない日は半々くらい。
以前はゲームする日はもっと少なかった。飲酒する日も多かったが。
スプラが面白くて、スイッチの電源入れる回数が増えた。
発売してから日にちが40日あったと仮定したら、ならすと毎日1時間くらいプレイしてたことになる。

23時に帰って飯風呂で0時とかになって、そこから1時までゲームしたとして、翌日も仕事だから7時に起きなきゃいけないから毎日6時間睡眠。
足りてると思うか、足りないと思うかは人によるだろうけど、俺からしたら全然足りない。2時間くらい足りないです。

1000時間遊んでる奴とかは、どういう生活してるんだろう?
寝なくても平気な能力者?
会社に行かなくてもいい立場?
日中の活動してる場所で、査定される・人事考課されることがない立場?
居眠りぶっこいてても怒られない、給料が下がったり解雇されることを心配しなくていい立場?
給料が下がったり解雇されて収入が途絶えたり下がったりすると、住居のお金の支払とか、子供が十分な栄養を取る事とかができなくなることを心配する(心配だから収入が下がらないように必死にならなきゃいいけない)のが普通だと思うだけど、そういうの気にしなくていい立場?

貴族かな

羨ましい。
いっぱい遊んでる人をくさしたいわけではない。
俺も全部をなげうって一日中スプラトゥーンやりたい。
それくらい面白いのだ。

休みの日は子供と遊んだり出かけたりしたいから、休前日は朝までやれるよねとか、土日は家にこもって48時間やれるよね…というわけにもいかない。たとえば「子供が3歳の時の運動会」はおれの人生でも、1回しかないのだ。そういうのを逃したくない。これも自分の人生においてまあまあ優先度が高い。

人生の優先度をあんまり変えたくないけど、どうしても時間が足りない。スプラを遊ぶ時間が欲しい。苦しい。
「Splatoon3」はそう思えるくらいのゲームだ。

★ストーリーはどうでもよくて、プレイの行為自体が楽しい
★勝敗の決め手は操作スキルがメイン。長く遊んで経験値貯めるとかフレが多いとかガチャでSSR引いたら強いみたいなのが無くて、上手い奴が勝つ。
★試行錯誤の選択肢が多彩
★↑を試すのに課金が要らない。上手にプレイできると速く試せる
★1試合の時間が短い
★行為自体が快感なので何度も遊べる

全部が私好み。
チーム戦なので、仲間の足を引っ張ってしまうというケースが稀に発生するけど、仲間にチャットで文句言われるとかそういうクソみたいなしがらみは全然なくて、知らない人と組むのでまずった場合はいったん解散して別の人と遊べばいいから気楽。
バーチャファイターeスポーツの時も思ったけど、オンラインゲームは知ってる仲間と仲良しこよしで一緒に頑張ろう見たいのではなくて、敵も味方も知らない奴で、基本殺し合う方が性に合ってる。

Splatoonはネットゲームで不安に感じたりイライラしたりする、闇の部分というかモヤモヤ部分を極力薄めて感じさせないようにして、カジュアルな人でも深い人でも楽しめる形を構築できてる。
バーチャより敷居が低いところもいい。


前情報を聞いたときは否定的だった

しかしながら、スプラ3の情報が出たばっかりの頃、私は少々スプラ3に否定的だった。

・ナワバリバトルとバンカラマッチ(ガチバトル)が遊べます
・ヒーローモードが遊べます
・服を買っておしゃれできます

…なんじゃそら。
「2」と全く一緒やんけ!
武器が何個か増えましたよとか、マップが何個か新しいですよとか。それで7000円取ろうってのかい?
家庭用ゲームは新しいのが出ると古いのはオンラインに人がいなくなるから、サクッと短時間でマッチングして一杯オンラインで遊びたい。と思ったら、新作買わなきゃならないやろがい!
…と、そんな気持ちの方が強かった。

※ゲーム内で遊べるカードゲームの「ナワバトラー」は2には無かったかな?

しかし蓋を開けてみたらつまらんなんてことは全くなく。
すっかり嵌ってしまっている。

そういえば昔「スト2ダッシュ」にもドはまりしたっけ…

・ちょっとスピードとかバランスを調整しました
・敵専用キャラだった4人が使えるようになりました
・同キャラで対戦できるようになりました
・文字がひらがなだけだったのを、カタカナと漢字を少し足しました
・曲とか背景とかメニュー画面は全部前のと同じです
・物語も全部前のと同じです


「スト2ダッシュ」もこんな感じだったなぁ。
でも初代スト2とは全然違った。ダッシュの方が何倍も楽しかった。
もしここが初代だけあってダッシュが無い世界線だったら、人生の楽しさが何パーセントか削がれてしまうだろうってくらいスト2ダッシュは楽しかった。

スプラ3の楽しさは、スト2ダッシュのそれに似てるのかも。
前作を遊んでた人でも楽しめる。要所要所が少しずつ違ってる。
新規の人が入れないほどの難易度や情報量、というわけでもない。

良質だったコンテンツ(前作)のいいところは受け継いで、より磨きをかけた続編。というのはいいものだ。
ただでさえ神がかっていた前作をさらに磨いたのだ。研ぎ澄まされていて当然だ。
1,2年そこらで作成されたポッと出の他社タイトルではかなわないクオリティなのは(制作期間、人件費的な観点から見ても)当然と言える。

ナワバリバトル飽きたから廃止して全然違うルールのものをレギュラーマッチにしちゃえ!イカは飽きたから鮫にしちゃえ!…みたいなことをあんまりモリモリやりすぎてしまうと、前のが好きだった人に反発されるだろうし。前作の路線を継承することは、いい意味ではファンを大事にしている。と言える。

でも前作に似すぎてると「この程度なら前作のままで、無料アプデでやれや」って言われちゃうかもしれない。
スプラトゥーンは「3」ってナンバリングがついてるけど、スト2ダッシュは「3」ではなくて「2ダッシュ」だった
まあでもタイトルに「3」ってつけなければ許されるのか、という問題もある。
私は当時のゲーセンの経営者ではないが「無償アプデ」ではなかったはずだし、スト2ダッシュの基板、スト2無印を買った人は格安で買えたとかそういう話も聞いたことがない。
そういう意味ではタイトルに3ってつけなかっただけで、ビジネス的には3を売るのと変わんなかったのではないかなという気も少ししてる。
(これは私の推測でしかないので、当時に詳しい人いたら聞いてみたいものだ)

ナンバリングの数値を1上げるためにはどこまで新しいものが入ってなきゃいけないとか、明確な基準があるわけじゃない。
スプラ3が「3に満たないな」という感情が無いと言ったら嘘になるけれど、今の私は、気持ちも新たにスプラ3に対して楽しい気分でいっぱいであることは嘘のない、本心であるともいえるし。

続編を作るのって難しいね。


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