現役営業マンが明かす求人業界の裏側その②~契約後の掲載プロセス~

 お世話になっております。ミズタチです。
 今日は前回の続き、企業が求人広告の契約を結んだあとの話を書いていきます。
 いやー、求人広告はこっからが難しいんですよ…

レッツゴー原稿掲載!

 求人広告の契約を結んだ企業が次に行うことは、取材です。
 人事(もしくは社長)がライターから取材を受け、自社の特徴や採用ターゲットを語っていきます。ライターはそれを、原稿に落としていきます。
 ライターの目標は、企業に採用を成功させること。そのために企業の強みを掘り下げ、それらをアピールする原稿を打ち出していきます。

ライターの質

 怖いのは、ライターによって原稿の質が大きく左右されるということです。
 腕のあるライターは、とにかくヒアリングが凄い。事前にHPや採用サイトを隈なくチェックし、取材当日は営業の僕から見ても、そこまで聞くのかというところまで企業のことを深く掘り下げていきます。 
 逆に腕のないライターはヒアリングが甘い。表面的なことしか聞かず、そんなもんHPに書いてあるわ!ということだけしか聞かない。
 このようなライターに当たった場合、原稿修正に苦労するのは間違いなく営業と人事です。 
 が、営業も採用担当者も適当だった場合、結果として中身スカスカの壊滅的な求人広告が載ることになります。 
 ちなみに営業が適当というケースはかなり多いので、せめて人事には真面目に原稿作成に取り組んでもらいたいものです。

運ゲーですよ実際…

 「え、じゃあ腕のいいライターに当たるにはどうしたらいいの!?」と感じた人事の方へ。
 残念ながらそんな方法はありません。運です。ハッキリ言って。
 なぜならほとんどの媒体は、外部のライターに原稿を委託しているからです。
 例え営業に「いい人お願い!」と言っても、その人のスケジュールを知ることができないため、結局は媒体社が選んだ『空いている人』が原稿作成を受け持つことになります。

 ただ一つだけ、外部ではなく身内でライターを囲っている媒体があります。
 それが、エン転職です。
 そのため、エン転職は各ライターのスケジュールを完全に把握することができます。
 スケジュールを完全に把握したうえで、取材してもらいたいライターの予定を抑えるという形です。
 人気のライターはどんどん予定が埋まっていきますから、もしエン転職で良い原稿を作りたければ、なるべく余裕を持った掲載スケジュールをたてましょう。
 もちろん指名なしを選択することも可能ですが、あまりお勧めはしません。僕は過去、えらい目にあっています。


いかがでしたでしょうか。
次回は求職者向けに、求人原稿を見る際注意してほしい点を紹介していきます。
僕の実体験を交えたリアルなお話をしますので、ぜひご覧ください!

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